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Nest Doorbell

スマートドアベル「Nest Doorbell」有線電源接続にしてみた

  • 輸入して設置した新型スマートドアベル「Nest Doorbell(Battery Type)」の “Ash” をバッテリー駆動から有線電源接続に変更してみた
  • 既存のドアベル配線を流用 & 多少加工して設置
  • 単なる自己満足

Google が 2021 年 8 月 5 日に正式発表し 2021 年 8 月 26 日に国内外で発売した、新型スマートドアベル「Nest Doorbell(Battery Type)」。

そんな「Nest Doorbell(Battery Type)」の日本未発売カラー “Ash” を、私は米国のカメラ & ビデオ量販店 B&H から直輸入し、そして自宅に設置してみたわけですが、どうしてもバッテリー駆動では納得できず。

ということで早速、有線電源接続に変更してみました。今回はその簡単なレポートです。

「Nest Doorbell(Battery Type)」

Nest Doorbell
「Nest Doorbell(Battery Type)」“Ash”

「Nest Doorbell(Battery Type)」は、2018 年に米国などの海外で発売された、Google Nest ブランドのスマートドアベル「Nest Hello」に対する後継、新型モデルです。

その特徴は、有線電源接続にしか対応していなかった前作「Nest Hello」から、新たにバッテリーを搭載しバッテリー駆動にも対応した点。「Nest Doorbell(Battery Type)」は一応有線電源接続も可能ではあるものの、前作「Nest Hello」と同じく米国製チャイムやドアベルなどで用いられる AC 8 ~ 24V 電源が必須となります。

つまり日本国内のドアベルで多く用いられている DC 5V とは規格が異なるため、既存のドアベルを外して「Nest Doorbell(Battery Type)」を設置しても、うまく動作してくれない可能性があるということです。

しかし「Nest Doorbell(Battery Type)」はバッテリー運用対応となったため、有線接続不要で単体運用が可能となったわけで、そして日本国内に投入が可能となったわけですね。とはいえ、数日おきに「Nest Doorbell(Battery Type)」を外して充電を行う必要はあるので、多少の手間もあったりします。

Nest Doorbell
「Nest Doorbell(Battery Type)」取り外しピン

「Nest Doorbell(Battery Type)」は、チャイムボタンが押されるとスマートフォンや Google スマートスピーカー、Google スマートディスプレイに来客のお知らせをしてくれるだけでなく、「Nest Doorbell(Battery Type)」のカメラを通したリアルタイム映像をスマートフォンや Google スマートディスプレイで見ながら、そのまま応答(双方向通話)することもできます。つまりスマートフォンやタブレットを持っていれば、外出先からも応答ができるということです。

またモーションセンサー搭載で、「Nest Doorbell(Battery Type)」のチャイムボタンが押されなくても、「Nest Doorbell(Battery Type)」の前を(動物や車なども含む)誰かが通った場合にスマートフォンに通知をしてくれるモーション通知機能も実装。モーション通知ではスクリーンショットや動画も撮影されるため、誰が「Nest Doorbell(Battery Type)」の前を通ってどういう動作をしたかも確認することができます。

Nest Hello
モーション通知(Nest Hello)

「Nest Doorbell(Battery Type)」の本体サイズは、前作「Nest Hello」の高さ 11.6cm から 16.0cm になるなど、全体的に大型化。重量も「Nest Hello」の 122g に対し 206g と、バッテリーを搭載した分、重量が増しています。

また本体搭載カメラも、前作「Nest Hello」の HDR 対応 300 万画素(1,600 × 1,200)1/3 センサーから、HDR 対応 130万画素(1,280 × 960)1/3 センサーに変更。画角も 160° から 145° になるなど、カメラは全体的に若干スペックダウンしました。とはいえ「Nest Doorbell(Battery Type)」は、ナイトビジョン機能ももちろん搭載。夜でもしっかりとカメラは動作します。

Nest Doorbell
「Nest Doorbell(Battery Type)」

ちなみに前作「Nest Hello」は、新製品の「Nest Doorbell(Battery Type)」発売に合わせて新名称「Nest Doorbell(Wired)」に名変更されています。とはいえ「Nest Hello」改め「Nest Doorbell(Wired)」は、前途の通りの理由で日本国内未発売です。

「Nest Doorbell(Battery Type)」のカラーバリエーションは “Snow” “Linen” “Ivy” “Ash” の 4 色展開ですが、日本国内には “Snow” の 1 色しか投入されません。本体価格は、税込み 23,900 円。

Nest Doorbell(Battery Type)-Snow
Snow
Nest Doorbell(Battery Type)-Linen
Linen
Nest Doorbell(Battery Type)-Ivy
Ivy
Nest Doorbell(Battery Type)-Ash
Ash

有線電源に変更してみた①

Nest Doorbell
既存のドアベル配線

前回の記事では、既存のドアベル(パナソニック製カメラ付ドアベル「VL-V552L」)を外し、そしてそこに加工した木のプレートと共に「Nest Doorbell(Battery Type)」を設置したところまでをお送りさせていただきました。

その際、既存のドアベルの配線は時に撤去することなく、残していました。

Nest Doorbell
AC 8 ~ 24V 対応電源アダプター

私は当初、米国 Amazon.com から取り寄せた AC 8 ~ 24V 対応電源アダプターの配線を宅内から配管を通して「Nest Doorbell(Battery Type)」まで届ける、と言う風に考えていたのですが、そんな面倒なことせず、既存のドアベルで使われていた配線をそのまま流用すればいいのでは?と思い立ち、それを実行することにしました。

既存のドアベル配線に「Nest Doorbell(Battery Type)」パッケージに同梱されていたアダプターを装着。あとは冒頭画像の通り、木のプレートを設置しつつ、「Nest Doorbell(Battery Type)」に有線電源用配線を接続します。

Nest Doorbell
「Nest Doorbell(Battery Type)」アダプター

有線電源に変更してみた②

VL-ME30
室内モニター「VL-ME30」

次にこいつ、室内モニター「VL-ME30」の処理です。

まずはブレーカーを落として通電を停止しつつ、「VL-ME30」に接続されていた宅内電気配線(100V)を外してはめ込みコンセントにつなぎ、そして AC 8 ~ 24V 対応電源アダプターを設置して、「Nest Doorbell(Battery Type)」まで伸びる配線に AC 8 ~ 24V 対応電源アダプターの配線を接続。そしてもろもろを壁に固定。

出来上がり。完璧。

Nest Doorbell
AC 8 ~ 24V 対応電源アダプター

無事、「Nest Doorbell(Battery Type)」は有線電源接続で動作しました。「Nest Doorbell(Battery Type)」を有線電源で運用する場合、バッテリー駆動時とは違い未使用時でもカメラがアイドル状態にならず、つねに「Google Home」アプリからカメラ映像を素早く確認できるようになります。

このほか有線電源接続では[室内チャイムを鳴らす]という設定も利用できるようになるのですが、これは既存の室内チャイムを残しつつ「Nest Doorbell(Battery Type)」を設置する場合に利用できる機能です。つまり、AC 8 ~ 24V 電源対応海外製ドアベルの室内チャイムと「Nest Doorbell(Battery Type)」を併用する場合にしか利用することはできません。

要は、今回「Nest Doorbell(Battery Type)」を有線電源接続したとはいえ、ドアベルと室内モニター共に取り外していますし、そもそもそれらは DC 5V 電源対応なので、結局まったく関係ないということですね。

Nest Doorbell
無意味な[室内チャイムを鳴らす]

このほか、例えば日本未発売の有線電源接続仕様第 1 世代「Nest Hello」では、月額 1,260 円のサブスクリプション型見守りサービス上位プラン「Google Nest Aware Plus」にて、60 日間のアクティビティ動画履歴と 10 日間の連続動画履歴保存に対応しますが、「Nest Doorbell(Battery Type)」では「Google Nest Aware Plus」契約したとしても 60 日間のアクティビティ動画履歴保存しか利用できず、10 日間の連続動画履歴保存は利用することができません。有線電源接続なのに、残念な仕様です。

要は、バッテリー運用可能な「Nest Doorbell(Battery Type)」を有線接続にしたところで、都度の充電が不要になるのみで、それ以上のたいした恩恵はありません。カメラのアイドル状態がなくなることくらいです。つまり、自己満足。

まぁでも、自己満足だとしても自分が満足できる環境にカスタマイズするのって、結構重要ですよね。私は非常に満足していますよ。

Google ストア 商品ページリンク

「Nest Doorbell(Battery Type)」“Snow” は、国内 Google ストアから購入可能です。価格は税込み 23,900 円。

「Nest Doorbell(Battery Type)」

Nest Doorbell
Nest Doorbell (battery) – Google Store
「Google Nest Aware」

Google Nest Aware
Google Nest Aware – 定期購入プラン- Google ストア

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執筆者情報:石井 順(管理人)

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「スマートドアベル「Nest Doorbell」有線電源接続にしてみた」への11件のフィードバック

  1. ACアダプタがDoorbell仕様の10ボルトアンペアに届いてないように見えるのですが、動作に問題は出ていませんか?

  2. 楽しく拝見させて頂いております。Nest Doorbellを購入し、18vacアダプターも購入しましたが、呼び出しボタンが押されると端子が短絡する為、抵抗を入れる必要が有るとか。acアダプタを直接接続しているようにお見受けしますが、使用経過で問題有りませんでしょうか。

      1. 無事取り付け完了し、動作問題有りませんでした。有難う御座いました。これからも参考にさせて頂きます。

  3. 実際設置されたACアダプタのメーカー名型番を教えていただけないでしょうか。
    どうぞよろしくお願いいたします。

      1. 中華品なのか、型番とかないんですよ。

        AC 8 ~ 24V 電源に対応したものであれば大丈夫で、Amazon とか ebay とかで漁ればいくらでも出てくるかと思います。

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