「Sony SmartWatch 3」が、国内発売に先駆けて到着しました。
海外版ではありますが、国内版と同じ仕様で技適マークも入っています。
輸入総額的には国内版よりも 5,000 円程度高価でしたが、国内よりも 3 週間近く早く入手できたので、まぁ許容範囲でしょう。
パッケージ
SmartWatch 2 と同じようなパッケージですが、一回り小さくコンパクトになった印象です。
SmartWatch 3 は microUSB 接続で終電する方式なので、本体と説明書の他に、短いmicroUSB ケーブルが入っていました。
中身は、本体・microUSB ケーブル・説明書、の 3 点のみです。
本体
SmartBand と同じような感じで、コアの部分が取り外し可能。
本体充電や PC とのは microUSB コネクタを介して行います。
リストバンド
SmartWatch 3 のリストバンドは、ラバーバンドを腕に通してワンタッチでパチッと留められるタイプ。
長さの調整もホールに合わせて留め金を移動させるだけなので非常に簡単でした。
機能
機能面は、はっきり言って素の Android Wear です。
LiveView・SmartWatch・SmartWatch 2、で搭載されていた独自のOSから Android Wear になり、良くも悪くも Android Wear の機能をそのまま使うことができるようになっています。
逆にいうと、LiveView・SmartWatch・SmartWatch 2 で開発・使用されてきたアプリは一切使えません。
LiveView 時代から着々とからレベルアップしてきたアプリが、SmartWatch 3 でオジャンになった印象です。
Lifelogアプリとも連連携するのかと思いきや、ライフログ系は Google Fit に集約されていました。 ⇒Lifelog アプリがまだ Android Wear に対応していないだけかもしれません。
SmartWatch 3 は、今出ている Android Wear の中で唯一 GPS センサーを搭載しています。
そのため新 OS バージョン “4.4W.2” で可能になった、単体での音楽再生と GPS トラッキング(スタンドアローン機能)をフルに活用することができます。
また使用していない時の時計表示は、完全に消灯してしまうわけではなく、ライトが消えた状態で薄らと表示が持続されます。
※常時点灯の ON/OFF も可能です。
Moto 360 などのようにセンサーで点灯したりもしますが、常時表示されているのは意外と便利です。
Moto 360 との比較
手持ちの Moto 360 と比較してみました。
どちらも OS バージョンは”4.4W.2″ ですが、SmartWatch 3 は初回起動時にアップデートが走って新しくなった感じです。
ディスプレイは SmartWatch 3 がちょっと黄色が買った感じで、解像度も粗目な印象。
同じ明るさレベルでも Moto 360 の方が明らかに見やすいです。
Moto 360はディスプレイから文字が浮き上がったように表示されますが、SmartWatch 3 はディプレイの奥に表示されているような印象を受けました。
感想
LiveView から順当に進化してきたという見方もありますが、どちらかというと、SmartWatch 3 で過去を全て捨て去った印象です。
とはいえユーザーにとっては Android Wear に統一され、今後の Android 側の進化に依存されるという面では、良いことなのかもしれません。
他と比べてディスプレイの質の良し悪しはあるとしても、ウェアラブルデバイスの機能面では充実しているとも思います。
体に到着するウェアラブルデバイスという面では、装着もしやすく邪魔にならないですし、ラバーバンドでフィット感も良く、防水防塵対応なので、特にフィットネス向けの製品だと思いました。
ちなみにバイブレーションは Moto 360 よりも強めです。
ラバーバンドでフィットする分、余計に強く感じます。