先日入手した「Nexus 6」北米モデル(XT1103)に、本日届いた mineo の SIM を挿して LTE や 3G(CDMA)での通話が可能かどうかを検証してみました。
もちろん mineo は 3G(CDMA)による通話が可能なデュアルタイプ契約です。
前置き
前機種となる「Nexus 5」北米モデル(D820)は CDMA に対応しているものの、なぜか au の SIM では 3G(CDMA)の電波を掴まず、LTE による通信のみしか利用できませんでした。
詳しいことはわかりませんが、「Nexus 5」北米モデル(D820)は米国の CDMA キャリアの中で Sprint からしか発売されず、同じく CDMA キャリアの Verizon はスルーとなっていて、もしかしたら Sprint と au は相性があまりよくないのではないか、と個人的に思っていた次第であります。
そして「Nexus 6」北米モデル(XT1103)ですが、こちらは Verizon からも発売されました。
私手持ちの、例えば Droid Maxx や Droid Ultra などの Verizon 端末は、au SIM での通話が可能で、もしかしたら「Nexus 6」北米モデル(XT1103)で au の CDMA を掴む可能性があると思い、更に北米モデル(XT1103)は LTE 850 / 2,600MHz(Band 26 / 41)に対応しているとのことで、トリッキーな通信も行える可能性があるため、グローバルモデル(XT1100)ではない北米モデル(XT1103)を選択したわけです。
※3G による通信は恐らく不可能で期待もしたいなかったので、CDMA 3G 通信非対応の mineo を選択しました
結果
LTE による通信はもちろん、CDMA による通話も可能でした。
私の住まいは沖縄県うるま市で、WiMAX2+(LTE 2600MHz/Band 41) はエリア外のため、恐らく LTE 850MHz(Band 26)を掴んでいるものと思われます。
また通話の際は、アンテナピクトに表示されている LTE 表示が消え、アンテナ表示のみとなりました。
CDMA で通話ができている証拠ですね。
ただし、ただ SIM を挿しただけでは電波を掴まなかったため、 “##4636##” でちょっといじりはしました。
mineo は最新 OS バージョンの iPhone 6 などで使えないため存在価値が薄れていましたが、これで少しは存在価値が見いだせたと、勝手に思っています。
また、iPhone 以外で au 系 SIM にて CDMA による通話と LTE による通信が同時に行える機種は、「Nexus 6」北米モデル(XT1103)が初でしょう。
ちなみに、本日発表された UQ mobile のSIM でも恐らく同じ挙動になると予想されます。
「iPhone 6/6 Plus」au モデルで CDMA 通信ができるかも気になりますが、それはまたの機会とさせていただきます。
※沖縄で「iPhone 6 / 6 Plus」au モデルの SIM を持っていて検証に参加してくれる方がいらっしゃいましたら是非ご連絡ください。
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