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辺野古「シュワブ・フェスティバル 2017」360度写真【レポート】

5 月 14 日(日)に、沖縄県名護市辺野古にある米軍基地「キャンプ・シュワブ」で行われた「シュワブ・フェスティバル 2017」に行ってきました。今回の記事はそのレポートです。

“行ってきた” というより、知り合いのカフェが出店するとのことでお手伝いを頼まれたので参加することができました。なのでフェスティバルをじっくり楽しんできたわけではないのですが、その場の雰囲気などは感じられたかと思います。また「Gear 360(2017)」を持ち込むこともできたので、いろいろと撮影も行ってみました。(ちゃんと許可を取っています)

米軍基地のフェスティバル

沖縄だけではないと思いますが、米軍基地では毎年決まった時期にフリーで参加できるフェスティバルが行われます。このフェスティバルは在日米軍かその関係者、また日本国籍を持っている方であれば参加できるので、基地に興味がある方はもちろん日本とは違った雰囲気のちょっとしたお祭りを楽しみたい方にはもってこいのイベントです。逆に国外からの観光客は一切参加できないイベントでもあるので、そういう意味ではクリーンです。

またフェスティバルでは基地内にあるスーパーマーケットでお買い物をすることもできます。普段日本では見ることがない物が置いてあったり手に入れにくい物が買えたりと、そういった楽しみもあったりします。ガジェット好きな私の場合、目当てはやはりスマートフォンやタブレットです。「Galaxy Tab A」シリーズなど、日本では公式に販売されていないガジェットを触ることができます。

ただし買える品物はアルコールを除く飲食品のみで、スーパーマーケットでの買い物目当ての方が結構いるので、中はごった返します。

入場は ID と持ち物、身体検査が行われる

誰でも参加できるとはいえ、あくまでも基地なので基地に入るためにはいろいろな検査があります。基地に入るまでというか、基地に入ってからフェスティバルの会場に入るまでに各検査を通過する必要があり、また立ち入り禁止区域手前にはセキュリティが立っているのでかなり厳重です。

今回は辺野古の「キャンプ・シュワブ」と、ここ数年、基地移設問題で沸いている場所でもあるので、恐らく他の基地よりも厳重度は高いかと思います。

基地に入る際はまずゲートでセキュリティに ID(身分証明書)を見せます。また場所が場所だけにほとんどの人が車で入ることになるため、車の底をミラーでチェックされたりもします。荷物が多い車に関しては更に厳密なチェックも行われるとのことです。私の場合は、基地内の最高速度(時速 35km)を厳守して駐車場まで進み係員の指示に従って駐車することの説明を受けただけで、すぐにゲートを通過することはできました。

ゲートから駐車場まで 1 ~ 2 分車で走り、車を停めたら次は持ち物検査と身体検査を行うセキュリティチェックに向かいます。基地はそれなりの広さなのでシャトルバスも運行していますが、歩いても 5 分程度です。持ち物検査はバックと服のポケットの中身、そして身体検査は金属探知機による全身チェックが行われます。これが終わればようやくフェスティバル会場に入ることができます。

ちなみにカメラ撮影は可能ではあるもののフェスティバル会場のみしか撮影できません。ゲートからセキュリティチェックまでなどのフェスティバルに関係のない基地内は撮影禁止です。撮影しているのが見つかった場合はデータの消去を命じられます。また会場にかかわらず 240mm 以上の望遠レンズの持ち込みも禁止されています。

話は少し戻りますが、ニュースなどでも活動家達の過激な反対運動が報じられている辺野古「キャンプ・シュワブ」ということもあり、このフェスティバルを狙って大反対運動を行うのかと思いきやそんなこともなく、ゲート前の仮設テントには 3 ~ 5 人くらいの基地反対派っぽい人が座っているのみで静かでした。また米軍基地で行われるフェスティバルは現地のメディアも特に報じないのでメディアもいません。現地の人が続々とフェスティバルを楽しみに基地内に入って行くので、そういう意味では都合が悪いんでしょうね。

フェスティバル会場

セキュリティチェックが終わったらすぐ目の前がフェスティバル会場です。フェスティバルは主に、スーパーマーケットやフードコートが入っている 、ミニ遊園地、屋台、ライブ会場、そして米軍機の展示となっています。会場自体はそこまで大きくはなくすぐに回れてしまう程度なので、飲んで食べてその場を楽しむというような感じです。

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当日は結構気温も上がったので、クーラーが効いている “EXCHANGE” 内は特に人がごった返していましたよ。

今年の展示機はなんとオスプレイ。初めて間近でオスプレイを見れたの感動です。しかもオスプレイの中まで入ることができました。オスプレイの中は映画とかでよく見る “軍輸送機の中” という感じだったのですが、特に天井に何百本もの配線が張り巡らされていてビックリ。まるで「もののけ姫」の “タタリ神” のようでしたね。

実は私は昨年行われた「シュワブ・フェスティバル 2016」にも一般客として参加しました。その時は装甲車 2 台の展示だったのであまり期待をしていなかったものの、今回はオスプレイということで、いろんな意味でビックリはしました。オスプレイの中を「Gear 360(2017)」で撮影しようと思いついた時には中の展示が終了してしまっていたのでそこだけが心残りです。

フェスティバルは 13 時から 21 時までと、どちらかというと夜がメインです。しかし “EXCHANGE” でのお買い物は 18 時までで、屋台も売り切れなどで閉店するところも多かったので、夜はとりあえずビールを片手にライブを楽しむというノリ。私は手伝いが夕方くらいに終わったこともあり、暗くなる前に帰りました。

フェスティバルに限らず、フリーマーケットやゴスペルコンサートなど、沖縄の米軍基地で行われる各種催し物は実は現地では大人気イベントです。沖縄の米軍基地と聞くとメディアの報道のせいでかなりネガティブなイメージを持ってしまいがちですが、実際現地ではそんなことはなくかなりピースフル。米軍の方々も基本的に良い人ですし、軍人ということもあり礼儀正しく、そしてマッチョでカッコイイですよ。

基地内は拳銃や機関銃を持った軍人さんもたまに歩いているのでそのインパクトに若干ビビりますが、あくまでも軍の基地ですし、訓練などでも使用されているので基地内では当たり前の光景です。サバゲー好きな方にはたまらない光景かもしれません。

米軍基地で行われる催し物は基本的に観光雑誌などには載らず、更に今回の「シュワブ・フェスティバル」のようにオフシーズンに行われることがほとんどです。コアな沖縄を格安で楽しみたい方は、こういった基地のイベント情報をもとに旅行を計画してみても面白いかもしれませんよ。

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執筆者情報:石井 順(管理人)

今では月間最高 190 万 PV を誇る、運営歴 10 年以上の当サイト「Jetstream BLOG」管理人です。海外ガジェットの個人輸入や EC サイト運営、Google 公式認定プログラム「Google ヘルプヒーロー」での活動を経て、国内外ガジェット情報や Google 系アプリ / サービスの新機能情報など、当サイトを通して幅広く発信しています。

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