Google 製 AI 搭載ウェアラブルカメラ「Google Clips」のコンパニオンアプリが 2018 年 5 月 12 日に v1.5.195348097 へとアップデートされ、対応機種の拡大や複数の新機能の追加が行われました。
主な内容は、対応機種の拡大、マルチ接続、自動撮影動作の拡大、などです。
対応機種の拡大
「Google Clips」は、一応 Android 7.0 以降の機種か iPhone 6 以降の iPhone と互換性があるのですが、Android は以前まで Pixel から一部の Galaxy しか対応していませんでした。
しかし今回の v1.5.195348097 アップデートでは、「Essential Phone」などの機種でもペアリングが可能となりました。詳しくどこまで拡大されているのかはまだ公式サイトには記載されていないので不明ですが、そのうち発表されるかもしれません。
マルチ接続
マルチ接続は、「Google Clips」に複数の機種で接続してクリップをシェアできる新機能です。
これまで 1 つの「Google Clips」に対して 1 機種しか接続することができなかったのですが、複数の機種で簡単に接続して撮影されたクリップを見たりダウンロードすることができるようになりました。実際にマルチ接続を利用する方法は、接続しているメイン機種の「Google Clips」アプリの設定から “Share camera” をタッチしてスイッチを ON にしてマルチ接続を ON にします。すると “Sharring key” が表示されます。
「Google Clips」に接続するサブ機種は、「Google Clips」アプリをインストールして起動し、表示されるポップアップウィンドウに “Sharring key” を入力するのみです。これでメイン機種と同じように、「Google Clips」で撮影されたクリップの回覧やダウンロードができるようになります。
ただし同時に複数台で「Google Clips」に接続できるわけではなく、一度に接続できるのは 1 機種のみとなる模様です。ようは、マルチペアリングをサポートしたということですね。
自動撮影動作の拡大
「Google Clips」は人の動きや笑顔を自動撮影したり、様々な動作があった場合に自動撮影してくれる AI システムが特徴です。
今回の v1.5.195348097 アップデートでは更に、抱擁やジャンプなどのより多くのアクションがあった場合も自動で撮影してくれるようになりました。このほか、カメラの動きに基づいて自動的にトリミングされる機能も実装されています。