- Google、「Wear OS 3」アップグレード対象機種を公式に発表
- Mobvoi 製「TicWatch Pro 3(GPS / LTE)」「TicWatch E3」、Fossil グループ製新世代 Wear OS ウォッチ
- ただし 2022 年半ばから後半にかけて任意でアップグレード可能になる予定
Google は 2021 年 7 月 21 日、5 月に開催した開発者イベント「Google I/O 2021」で正式発表した、Samsung 開発 Tizen OS と統合する新世代ウェアラブル OS「Wear OS 3」の、アップグレード対象機種を公式に発表しました。
「Wear OS 3」へのアップグレードが提供される機種は、Mobvoi 製「TicWatch Pro 3(GPS / LTE)」「TicWatch E3」と、2021 年後半に発表される予定の Fossil グループ製の未発表新世代 Wear OS ウォッチです。比較的最新機種であるカシオ製 Wear OS ウォッチ「G-SHOCK G-SQUAD PRO(GSW-H1000)」は、残念ながらラインアップされませんでした。
Wear OS devices that will be eligible for upgrade include Mobvoi’s TicWatch Pro 3 GPS, TicWatch Pro 3 Cellular/LTE, TicWatch E3 and follow on TicWatch devices, as well as Fossil Group’s new generation of devices launching later this year.
またこれらの対象機種への「Wear OS 3」アップグレードは今のところ、2022 年半ばから後半に掛けて配信される予定とのこと。つまり最低でも 1 年後ということです。
We expect our partners to be able to roll out the system update starting in mid to second half of 2022.
このほか Google は「Wear OS 3」へのアップグレードを、任意で適用できるオプトイン形式にすることも明らかにしました。これは、「Wear OS 3」へのアップグレードの際に、Wear OSウォッチが初期化されてしまう可能性があるためとしています。
「Wear OS 3」へのアップグレードを許可しなかった場合は、以前の OS バージョンのまま Wear OS ウォッチを使い続けることができる模様です。
Therefore, we will offer the system upgrade on an opt-in basis for eligible devices.
おそらく「Wear OS 3」を最初に実装する機種は、Google と Samsung が共同開発する新世代 Wear OS ウォッチとなると予想されますが、それ以外の現行機種については、「Wear OS 3」自体が提供されないか、もしくはしばらくは「Wear OS 3」が提供されるのを待つ必要があるということです。
ちなみに「Wear OS 3」アップグレード対象機種のハードウェア要件は発表されていませんが、公式発表された「Wear OS 3」アップグレード対象機種から、Snapdragon Wear 4100 プロセッサ以降を実装することは最低必要条件となることがうかがえます。
Source:Google