- Google、「Google Maps Platform」で新たな 3 つの API を提供
- 「太陽光 API(Solar API)」「大気質 API(Air Quality API)」「花粉レベル API(Pollen API)」
- 世界 65 か国以上で展開
Google は 2023 年 8 月 28 日(月)、様々なデータを地図サービス「Google マップ」上に可視化して表示したり得られたデータを取得したりできる開発者向けサービス「Google Maps Platform」で、新たな 3 つの API を提供開始すると発表しました。
「Google Maps Platform」で新たに提供が開始される API は、「太陽光 API(Solar API)」「大気質 API(Air Quality API)」「花粉レベル API(Pollen API)」の 3 つです。これらの API は、世界 65 か国以上で展開されます。
「太陽光 API(Solar API)」
「Google Maps Platform」で提供される「太陽光 API(Solar API)」は、Google の太陽光発電効率化プロジェクト「Project Sunroof」で得られたデータを開発者が利用できる API です。
直接屋根の形状に関する 3D 情報と木々や日陰に関する詳細を航空画像から抽出しつつ、さらに AI モデルを用いてその地域の過去の気象パターンやエネルギーコストを考慮した上で、ソーラーパネルを設置した場合に得られるエネルギー量などを事前に把握できるようになります。
「大気質 API(Air Quality API)」
「Google Maps Platform」で提供される「大気質 API(Air Quality API)」は、政府の大気質監視ステーション、低コストセンサー、気象データ、衛星、土地被覆、リアルタイム交通情報などの複数のデータソースを組み合わせて、信頼できる大気質データを得ることができる API です。
その地域の大気質汚染状態などを、汚染物質の量を元に把握できるようになります。これを元に、マスク着用推奨などの実用的な情報をユーザーに提供できるようになるわけです。
「花粉レベル API(Pollen API)」
「Google Maps Platform」で提供される「花粉レベル API(Pollen API)」は、世界て最も一般的なアレルギーの原因となる花粉の蔓延状態を把握できるようになる API です。
「花粉レベル API」では、1km 平方メートルグリッドごとの局所的な花粉数データ / ヒートマップ / 植物アレルゲン情報が提供されるほか、花粉を避けるための実用的なヒントも提供されます。また、花粉の季節性と日次量を計算するモデルに基づいて、最大 5 日間の予測にも対応。
「花粉レベル API」は、3 種類の植物と 15 種類の植物種の花粉情報をサポートします。
Source:Google