- Google、対話型ジェネレーティブ AI サービス「Bard」に最先端大規模言語モデル「Gemini(Gemini Pro)」を導入
- 文章の理解と要約 / 推論 / コーディングなどの性能がはるかに向上
- まずは 170 以上の国と地域の英語環境にて導入
Google は 2023 年 12 月 6 日(水)、対話型ジェネレーティブ AI サービス「Bard」に対し、同日発表した最先端大規模言語モデル「Gemini」を導入すると発表しました。
「Gemini」は、テキスト / コード / オーディオ / 画像 / 動画などのさまざまな種類の情報を理解して翻訳 / 要約 / 質問への回答などの自然言語処理タスクをより正確かつ効率的に実行できる自然言語処理機能、画像や動画から情報を抽出して物体認識 / 顔認識 / 異常検知などの視覚的タスクを精度良く実行できるコンピュータービジョンを実装し、さらに機械学習モデルの開発をより迅速かつ簡単に行うことができる次世代大規模言語モデルです。実装する製品に最適化するために、非常に複雑なタスクを実行できる最上位サイズ「Gemini Ultra」、幅広いタスクに対応できる汎用サイズ「Gemini Pro」、オンデバイスのタスクに最適なサイズ「Gemini Nano」の 3 つのサイズが用意されています。
そして「Bard」に提供されるのは、「Gemini Pro」です。これにより、文章の理解と要約 / 推論 / コーディングなどのテキストプロンプト関連性能が、はるかに向上しています。最大アップグレードです。
ただし「Bard」に対する「Gemini Pro」は、まずは 170 以上の国と地域の英語環境での導入となります。日本語はまだ未対応ですが、今後より多くの言語と地域にも提供拡大予定です。
Source:Bard