Sony が 9 月に発表した透過式メガネ型端末「SmartEyeglass」を活用したデモ動画が、YouTube で公開されました。
動画では「SmartEyeglass」を使って、例えば工場での作業効率が一目で確認できたり、移動距離や活動量などを確認しながらランニングをしたりなどのデモを確認することができます。
「SmartEyeglass」は、対応スマートフォンと連携し、テキスト・シンボル・画像等の情報を視界に重ねて表示して作業や行動の効率を上げることが可能な透過式メガネ型端末です。MOS イメージセンサー・加速度センサー・ジャイロスコープ・電子コンパス・照度センサー・マイクを搭載し、連携したスマートフォンの GPS の位置情報などを活用して、ユーザーの状況に応じた情報を提供してくれます。
Sony 独自のホログラム光学技術により、視野を遮るハーフミラーを使わず、85% の高い透過性を持った厚さ 3.0mm の薄型レンズ搭載も実現しました。「SmartEyeglass」を装着したまま、見ている対象物から目を反らすことなく情報を入手できるため、料理をしている時に手元から目を離すことなくレシピを確認したり、スポーツ観戦中に選手を見ながら選手情報を閲覧できたりなど、アプリケーション次第で多彩な活用シーンが期待されます。
「SmartEyeglass」は、2014 年 9 月 19 日から先行リリース版のソフトウェア開発キットが提供されています。ただ、2014 年中に開発者に向けの販売も開始されるとアナウンスされていましたが、特に遅延のアナウンスなどもなく 2015 年になってしまいました。
今回新たに動画が公開されたということは、もしかしたら「SmartEyeglass」の開発者向け販売が間近ということなのかもしれません。Google Glass の開発や販売も終了したところなので、このタイミングで「SmartEyeglass」を出す可能性もありますね。価格などがきになるところですが。
