米国の移動体通信技術・半導体の開発企業 Qualcomm がプレスリリースにおいて、同社開発の最新プロセッサ Snapdragon 810 を搭載する端末を開発しているメーカーを発表しました。
Snapdragon 810 は今のところ、韓国メーカー LG の LG G Flex 2 と、中国メーカー Xiaomi の Xiaomi Mi Note Pro で採用されることは既に発表されています。
今回の Qualcomm のプレスリリースにて、現時点で Motorola・Sony Mobile・OPPO・Microsoft がSnapdragon 810 搭載端末を開発中であることが正式に発表されています。
また、Sony Mobile は Xperia シリーズにおいて、Microsoft は Lumia シリーズにおいて、Snapdragon 810 が採用されることも発表されました。
OPPO は恐らく現在開発中と噂されている OPPO Find 9 にSnapdragon 810 が採用されると思われますが、Motorola に関しては今のところ不明です。
Snapdragon 810 は、下り最大速度 450Mbps となる LTE Cat.9 通信モデムや、4Kディスプレイをサポートする Adreno430 GPU が採用されています。
ARM A57 CPU(Quad-core 2.0MHz)とARM A53(Quad-core 1.5MHz)で構成された Octa-core プロセッサで、64bit 対応です。
キャリアアグリゲーション・VoLTE・Dua-Standby が可能な Dual-SIM などにも対応します。
Wi-Fi 通信から LTE 通信へのシームレスな切り替えも可能となるとされています。
Snapdragon 810 搭載端末の第一弾としては、1 月末より韓国で LG G Flex 2 が発売されていますが、3 月 2 日よりバルセロナで行われる MWC 2015 においても様々なメーカーが搭載端末を発表するでしょう。
特に、一部で Snapdragon 805 を搭載すると噂されていた Xperia シリーズに関しても、Snapdragon 810 搭載 Xperia を開発中ということで、Xperia Z3 からの大きなスペックアップが期待できますね。
HTC のことに何も触れられていなかったので、HTC One M9 シリーズに関して他社製の CPU が搭載されるのかもしれません。
Source:Qualcomm