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ヘルメットをスピーカー化!「addSound」レビュー

こんにちは、Jetstream BLOG 管理人兼ライターの 石井順 です。

私、19 代後半から 10 年間ほど 400cc のバイク(Kawasaki ZephyrX)に乗ってたことがありまして、その後 10 年程度ブランクがあったのちの 2020 年 11 月、念願だったバイクを購入しました。車種は、YAMAHA SR400FI の 2019 年モデル。いわゆる SR400FI 5 型です。

現在バイクライフを絶賛堪能中なわけですが、運転中に、安全に音楽を聞くことができるアイテム「addSound」を買ってしまいました。今回はその「addSound」のご紹介 & レビューです。

「addSound」

「addSound」

「addSound」は、スマートフォンなどと Bluetooth で接続しつつヘルメットに装着することで、「addSound」内側の振動スピーカーがヘルメットに振動を伝えて音楽などを聞くことができる、Android と iOS 対応の Bluetooth オートバイサウンドシステムです。

製造企業は千葉県松戸に本社を構える、株式会社あおごち。安心の国内企業です。

「addSound」の振動スピーカー

「addSound」は耳を塞ぐヘッドセットなどとは異なり、振動伝達によって耳を開放した状態で楽曲再生などを運転中に楽しむことができるアイテム。Bluetooth サウンドシステムなので、面倒な配線も不要でヘルメットの装着も専用プレートで簡単。

脱着も容易で、本体重量もスマートフォン 1 台分程度の 200g 弱と、ヘルメットに装着してもさほど追加重量は気になりません。

脱着容易

このほか「addSound」の最大連続再生可能時間は、一回の充電で 18 時間。充電時間は 2 時間程度です。IPx5 規格の防水にも対応しています。

詳しい仕様は公式 HP に記載されているので省きますが、要はバイクを運転しながら安全に音楽などを楽しむことができる素敵なアイテム「addSound」made by あおごち in Japan、というわけです。

ちなみに「addSound」の価格は税込み 29,700 円で、公式オンラインショップ addSound Online Shop にて販売されています。

専用アプリ

「addSound」アプリ

「addSound」には、Android と iOS 用に専用アプリも用意されています。

専用アプリといっても、「addSound」のバッテリー状態の確認やイコライザの設定などを行うことができるアプリとなるため、「addSound」アプリを通さないと楽曲再生などを行うことができない、というわけではありません。単なる設定アプリです。

主に各種設定が可能

とはいえ専用アプリが用意されているので、アプリを通してファームウェアアップデートを行うことも可能。こういう部分は重要ですよね。

Android
[appbox googleplay jp.aogochi.AddSound]
iOS
[appbox appstore id1528156416]

「addSound」メリット

「addSound」レビュー

私が「addSound」を購入したのは 2020 年 11 月下旬で、現時点で 10 日程度使っています。

その中でのメリットを以下にまとめました。

メリット
  • 耳を塞がないので安全
  • 脱着が容易
  • 要は単なる Bluetooth スピーカーなのでややこしくない
  • ヘルメット 1 タップで一時停止 / 再生などの簡単なジェスチャー操作対応
  • 風切り音に応じて自動で音量調節してくれる

耳を塞がないので安全、脱着が容易、要は単なる Bluetooth スピーカー

メリットの部分は「addSound」の商品説明や、他メーカーのヘルメット用の振動サウンドシステムと重複する部分となるかと思います。

耳を塞がないので周囲の音も十分聞き取ることができ安全で、脱着が容易なのでバイクから離れる際に「addSound」も外して手元に置いておくことができるので盗難の心配もありません。そして、要は単なる Bluetooth スピーカーなので、テクニカルな接続や配線なども不要で、Bluetooth ヘッドセット感覚で簡単に利用することができます。

ちなみに私の場合、「addSound」を手持ちの「Pixel 5」とペアリングしているのですが、「addSound」の電源を ON にして「Pixel 5」接続されると、Google ドライビングサポートシステム「Android Auto」アプリが自動起動するように設定して活用しています。

「addSound」追加プレート

また「addSound」用マウントの追加プレートのみも販売されているので、複数のヘルメットを使い分けている方でも、プレートさえ装着してしまえば「addSound」を付け替えて楽しむことができます。

ジェスチャー操作対応

「addSound」は、ヘルメットを叩くことで音楽アプリなどを一時停止 / 再生することができたり、ヘルメットの装着状態自体を検知して、ヘルメットを脱ぐことで再生中の音楽アプリが一時停止され再度被ることで再生される、ジェスチャー操作にも対応しています。

またジェスチャー操作は安全性も考慮されていて、走行中の操作には反応しないようにも設計されています。例えば走行中にヘルメットを叩く行為は危険なので、そもそもその操作が反応しないようになっているわけです。

このほか、ヘルメットを脱いでから一定時間そのままにしておくと、自動で電源が OFF になる機能も実装。この機能は、「addSound」アプリから無効化することも可能です。

風切り音に応じて音量調節

私個人的に「addSound」が最も優れていると思う点は、風切り音に応じて音量を自動調節してくれる点です。

バイクでは走行スピードが上がると、当然風切り音も強くなり、いくら振動伝達とはいえ音声が聞き取りづらくなります。しかし「addSound」に実装されているマイクセンサーと加速度センサーによって走行状態が判断され、走行スピードに応じて自動で音量が上がったり下がったりする仕様となっているんです。

例えばアップテンポな楽曲を聴いているときに走行スピードが上がると音量も大きくなるので、それに応じて自身のテンションも上がるわけですよ。これが、バイク走行をより楽しくしてくれるスパイスになってくれます。凄く良い!

「addSound」デメリット

次は「addSound」のデメリット。

デメリット
  • 充電コネクタが micro USB
  • 音質があまり良くない
  • 「YouTube」動画など会話音声は聞き取りづらい

充電コネクタが micro USB

充電コネクタが micro USB

なぜこの時代に micro USB なのか。

USB Type-C にして欲しかったですね。私個人としては、この点が最大のデメリットだと思いっています。

音質があまり良くない

「addSound」はあくまでも、ヘルメットでも耳をふさがずに振動で楽曲再生を楽しむことができる Bluetooth オートバイサウンドシステムです。

そもそも振動伝達なので音質を求めるものでもないのかもしれませんが、敢えて音質が良くないという点をデメリットとして挙げさせていただきました。楽曲によっては音割れ状態が続いたりもします。

「YouTube」動画など会話音声は聞き取りづらい

耳を塞がないという点はメリットである一方、「addSound」の振動伝達で流れる音声と共に風切り音も塞がれずに聞こえてくるため、会話などの音声はかなり聞き取りづらくなります。

楽曲も、音楽や歌詞よりは、主にリズムが伝わってくるので、走行中に楽曲の雰囲気を楽しむような感じです。なので、例えば音声だけを楽しむために「YouTube」動画を再生しても、会話などはかなり聞き取りづらいので、その実用性は低いかもしれません。

まとめ

私個人としては初のオートバイサウンドシステムが「addSound」だったので、今回のレビューは他との比較による内容ではありません。

なので、オートバイサウンドシステムとしての「addSound」が、他と比べてどの程度の実力なのかはわかりません。とはいえ、個人的には購入して良かったと思える商品ではありました。

特に安心の国内企業製造という点や、ジェスチャー操作対応、音量調節機能など、かなり優秀なはず。

ちなみに「addSound」にはマイク端子も実装されているのですが、専用マイクは現在開発中とのこと。専用マイクが発売されれば、通話や「Google アシスタント」を利用した音声操作などにも対応する Bluetooth ヘッドセット化させることができる模様。

ただ先で述べた通り、会話の聞き取りは結構難しい可能性があるので、実際の実用性については懐疑的。このへんは、専用マイクが発売されたら改めて検証してレビューさせていただきます。

「addSound」商品ページリンク

「addSound」

addSoundの公式オンライショップにようこそ

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執筆者情報:石井 順(管理人)

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