- 日立製ドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-NX120F」の「Google アシスタント」連携機能を使ってみた
- 洗濯が終了すると Google スマートスピーカーや Google スマートディスプレイに終了をお知らせしてくれる便利機能搭載
- ただし洗濯乾燥機の事前 Wi-Fi 設定や「Google アシスタント」と「Hitachi Home Appliance」との事前連携などハードルは高め
日立は 2021 年 3 月 30 日に、同社の Wi-Fi 対応洗濯乾燥機向けスマートフォンアプリ「洗濯コンシェルジュ」にアプリバージョン v1.4.0 アップデートを配信し、「Google アシスタント」連携が可能となりました。
ということで、今年の 2021 年 2 月に新居に引っ越してからしばらくの間コインランドリー生活だった私は、思い切って「洗濯コンシェルジュ」対応の日立製 Wi-Fi 対応ドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-NX120F」を購入し、早速「ビッグドラム BD-NX120F」+「Google アシスタント」の連携機能を使ってみました。今回はその簡単なレポートです。
「洗濯コンシェルジュ」アプリ
日立製 Wi-Fi 対応洗濯乾燥機向けスマートフォンアプリ「洗濯コンシェルジュ」は、スマートフォンと「洗濯コンシェルジュ」アプリ対応洗濯乾燥機をペアリングすることで、スマートフォンから洗濯乾燥機の遠隔操作をしたり、洗濯状況を確認したりできる便利アプリです。
さらに 2021 年 3 月 30 日に配信された「洗濯コンシェルジュ」アプリ v1.4.0 アップデートでは「Google アシスタント」連携機能が追加され、“OK Google、洗濯機はあと何分?” や “OK Google、洗濯機の状態を教えて” などで、Google スマートスピーカーや Google スマートディスプレイに洗濯乾燥機の状況確認ができるようになりました。
そしてた「洗濯コンシェルジュ」アプリ v1.4.0 以降では、洗濯が終了すると、自動で Google スマートスピーカーや Google スマートディスプレイから “洗濯機は、終了しています” と音声でお知らせしてくれる機能も、新たに追加されています。
アプリ遠隔操作機能は超絶実用性低め
ただハッキリ言って、「洗濯コンシェルジュ」アプリによる遠隔操作機能は、超絶実用性低め。
なぜなら、スマートフォンで操作を行う前に洗濯乾燥機の電源ボタンを指で押して、さらにスマートフォン操作を行うために洗濯乾燥機の[リモート]ボタンも指で押すという、2 段階のボタン押し作業が毎回必要だからです。
「洗濯コンシェルジュ」アプリを使えば洗濯乾燥機のボタン操作をすべてスマートフォンで遠隔操作できるわけではなく、スマートフォンで遠隔操作を行うために、毎回洗濯乾燥機の電源ボタンと[リモート]ボタンを指で押す作業の必要があるわけです。
“なんだそれ?” 仕様。この仕様にした日立の開発者を、小一時間説教したいレベル。
まぁ洗濯乾燥機ですから、結局洗濯物を洗濯乾燥機に入れたり出したりの作業は出てくるわけで、その中でボタンを指で押すくらいの作業が発生するのは致し方ないのかもしれません。でも、どうせだったらボタン操作全般はスマートフォンで完結する仕様にして欲しかったですね。全然スマートじゃない。
「Google アシスタント」連携
ということで、アプリを使っての遠隔操作は超絶実用性低めで絶望的な「洗濯コンシェルジュ」ですが、「Google アシスタント」と連携しての操作というか、お知らせ機能はまぁまぁ実用的。
ただしそのためには、まず「洗濯コンシェルジュ」アプリをインストールしてユーザーアカウント作成 & ログイン → 日立製 Wi-Fi 対応洗濯乾燥機とのペアリング(洗濯乾燥機の Wi-Fi 設定)→(Google Home アプリ側で)[スマートスピーカー連携]設定の順で、事前設定を行う必要があります。
「洗濯コンシェルジュ」アプリのインストールとユーザーアカウント作成 & ログインまではおそらく簡単ですが、日立製 Wi-Fi 対応洗濯乾燥機とのペアリングと[スマートスピーカー連携]は、正直リテラシーが低い方にとってはハードル高め。
日立製 Wi-Fi 対応洗濯乾燥機とのペアリングは、スマートフォンアプリと洗濯乾燥機の操作パネルとで数段階の操作をしながら進めていく必要があったり、[スマートスピーカー連携]は「Google Home」アプリから「Google アシスタント」と「Hitachi Home Appliance」との事前連携が必要だったりします。私はこの作業の中で、ペアリング(洗濯乾燥機の Wi-Fi 設定)がなかなか上手くいかなかったため、かなり手こずりました。
なんとかペアリングはできたものの、前途の通り、アプリを使っての遠隔操作は超絶実用性低めで絶望的。若干怒りすら覚えました。
“洗濯機は、終了しています”
前置きが長くなってしまいましたが、購入した「ビッグドラム BD-NX120F」にてもろもろの事前設定を行いつつ、実際に洗濯してみました。
そして洗濯終了した際に Google スマートスピーカーや Google スマートディスプレイから流れる “洗濯機は、終了しています” はこちら。
思いっきり洗濯終了メロディーが鳴っている中での “洗濯機は、終了しています” なのですが、日立製洗濯乾燥機は洗濯終了メロディーを無音に設定することも可能なので、洗濯終了メロディーを無音化して “洗濯機は、終了しています” にすれば、それなりに実用性はあるかもしれないですね。
まとめ
今回私は、“「Google アシスタント」連携が可能で、そもそもの自宅の洗濯機置き場に合うサイズのドラム式洗濯乾燥機” というのを購入条件とした中で、日立製ドラム式洗濯乾燥機「ビッグドラム BD-NX120F」にたどり着きました。
アプリを使っての遠隔操作が超絶実用性低めで絶望的ということはあるものの、そもそもの洗濯乾燥能力が高い機種ではあるので、まぁ良しとします。さらに Google スマートディスプレイが洗濯終了もお知らせしてくれるので、万々歳。
と思わないと心が折れそうなくらい高額な買い物だったので、こうやって記事化して、若干の収益も稼がせていたっだこうと思いました。長々と読んでいただき、ありがとうございます。
洗濯が終わってアシスタントに喋らす動作気になっていました。IFTTTで他でもできたらいいんですけど、、
あー確かに、IFTTT 連携できればいろいろできるかもしれないですね。
ただ「洗濯コンシェルジュ」の IFTTT 連携機能は、今のところ提供されていなさそうですね。
リモートボタン押すと蓋がロックかかったりしませんか?
その場合であれば、おそらく子供が勝手に中に入り込んだ状態でリモート作動させるリスクを加味した仕様じゃないかと想像してます。
好意的な見方なので、ユーザビリティ微妙なことに代わりはないですけどね
あー、なるほど!
確かに遠隔操作だと、子供やペットが中に入っていてもわからないから事故になる可能性はありますよね。
まぁ、それを踏まえた上で、電源 ON 時のデフォルト設定を選択できるような仕様にして欲しかったですね。