- 日本国内における「Google Discover」でついに「Web Stories(ウェブストーリー)」コンテンツ提供開始
- まずは Google 提供の「2020 年東京オリンピック」ハイライトが表示
- 「Web Stories」はストーリー形式でコンテンツが表示される Google の新しい Web コンテンツ
ついにこの日がやってきました。
ユーザーが興味のあるコンテンツをキュレーション表示してくれる Google コンテンツサービス「Google Discover」の日本国内版において、ついに「Web Stories(ウェブストーリー)」コンテンツ提供開始です。まずは Google 提供の[最近の写真]として、「2020 年東京オリンピック」ハイライトが表示される内容となっています。
そもそも「Web Stories」は、Facebook や Instagram などで用いられているストーリーと同様の、スマートフォンに特化した縦長フルスクリーン形式の、Google が提供する新しい Web コンテンツです。
Facebook や Instagram のストーリーは投稿から 24 時間で消える仕様ですが、Google 提供の「Web Stories」は 1 つの Web ページとして扱われるため、24 時間で消えるといった仕様ではなく、コンテンツを作成して消さない限りは残り続ける仕様となっています。また「Web Stories」は「Google Discover」上だけでなく、Google 検索の検索結果ページ上部にカルーセル表示される点が特徴です。
また「Web Stories」は、動画、画像、音声、テキスト、アニメーションなどを融合して作成できる点も特徴となっています。つまり、「Web Stories」では画像やテキストといった簡易ブログ形式のコンテンツ作成だけでなく、動画や音声、アニメーションを交えた動的なコンテンツ作成も可能ということ。おそらくこれからさらに広がりを見せる、新しいコンテンツです。
ちなみに「Web Stories」は、もともとは 2018 年 2 月に「AMP Stories」という名称で初登場したのですが、2020 年 10 月に「Web Stories」という名称に変更されました。
とはいえ「Web Stories」は、今のところ公式には米国、インド、ブラジルの 3 か国でしか提供開始されていません。日本国内では「Web Stories」コンテンツの作成自体は可能ではあるものの、まだ公式には「Google Discover」上や Google 検索結果ページ上部のカルーセル表示は未提供です。
「Web Stories」に似たコンテンツとして、「YouTube」提供の最大 60 秒縦長フルスクリーンショート動画コンテンツ「YouTube ショート(YouTube Shorts)」が、日本国ないでも一足先に提供開始されているので、今回の「2020 年東京オリンピック」ハイライト「Web Stories」を皮切りに、日本国内でも「Web Stories」が本格始動するかもしれません。
もしそうなったら、ブログ、動画、音声(ポッドキャスト等)に続く、新しい形式のコンテンツの登場です。
Source:Google