- 「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」は「おやすみ時間」起動時に就寝中の咳といびきをモニタリングしてくれる機能実装
- 「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」のマイクが咳といびきを検出しデータ化(データはローカルに保存)
- 「時計」アプリの「おやすみ時間」や「Digital Wellbeing」アプリの「お休み時間モード」で設定や管理、確認が可能
Google Japan 様のご厚意により、新世代 Google Pixel スマートフォン上位モデルの国内版「Pixel 7 Pro」を一足先にメイン運用させていただき早一か月半。その中で感じた、皆様に是非シェアすべき新機能や性能を、数回に分けて順次紹介させていただきます。ほかの記事については、タグ[Pixel 7 Pro レビュー]をご覧ください。
今回紹介するのは、就寝中の咳といびきをモニタリングしてくれる「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」特化機能「おやすみ時間(おやすみ時間モード)」です。就寝中の咳といびきをモニタリングしてくれるこの機能は、「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」に搭載されているマイクを用いて行われます。
本来、Google Pixel スマートフォンの「おやすみ時間」もしくは「おやすみ時間モード」(「時計」アプリの「おやすみ時間」もしくは「Digital Wellbeing」アプリの「お休み時間モード」)は、その機能を ON にすることで、「おやすみ時間」中の就寝時間に「ダークモード」を適用したり、ディスプレイ表示を暗くしたり、「サイレントモード」を ON にしたりなど、スマートフォンから発せられる音や光を一括でミュート状態にして、睡眠の妨げを抑制してくれる快眠特化機能です。
さらに「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」では、その「おやすみ時間(おやすみ時間モード)」中の咳といびきのモニタリングも自動で ON になり、ユーザーの就寝アクティビティまで監視してくれます。つまり「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」で就寝中の咳といびきのモニタリングを利用する場合、「おやすみ時間(おやすみ時間モード)」を ON にしつつ、「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」を枕元などの近くに置いておく必要があります。
「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」で検出された就寝中の咳といびきは、「時計」アプリの「おやすみ時間」もしくは「Digital Wellbeing」アプリの「お休み時間モード」から確認可能です。また「おやすみ時間」自体の設定も同様で、「時計」アプリの「おやすみ時間」もしくは「Digital Wellbeing」アプリの「お休み時間モード」から行うことが可能です。
ちなみに、「時計」アプリの「おやすみ時間」と「Digital Wellbeing」アプリの「お休み時間モード」は、単にアプリによって名称が多少異なるだけで、機能はまったく同じです。むしろ、本来は「Digital Wellbeing」アプリの「お休み時間モード」がメインとなるのですが、「時計」アプリの「おやすみ時間」からも「お休み時間モード」のデータを参照したり「お休み時間モード(Digital Wellbeing)」の設定ページを表示したりできるなど、単に入り口が複数設けられているだけ。要は、「おやすみ時間」も「おやすみ時間モード」も、同じということです。
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「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」の「おやすみ時間(おやすみ時間モード)」で検出された咳やいびきデータは「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」のローカルに保存されますが、クラウド共有はもちろん、例えば「Google Fit」アプリなどとのバックグラウンドでのデータ同期なども行われません。あくまでもユーザーのプライバシーデータ扱いとなるため、データはしっかりと保護されます。
もちろん蓄積された咳やいびきデータは、「Digital Wellbeing」アプリの[データ管理]設定から一括削除することも可能です。
このほか「おやすみ時間」は、日々の就寝時間ルーティンを事前に設定して自動起動できるほか、「Digital Wellbeing」アプリの「お休み時間モード」設定ページや「お休み時間モード」クイック設定タイルから、マニュアルで ON にすることも可能。日々就寝時間が一定の「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」ユーザーは「おやすみ時間(おやすみ時間モード)」を事前設定しておけば勝手に咳やいびきまでモニタリングしてくれるようになりますし、(私のような)日々の就寝時間がバラバラな方でも、寝るときにサッと「おやすみ時間(おやすみ時間モード)」を ON にすることで、咳やいびきをモニタリングしてくれるようになります。
後者の場合は若干慣れも必要ですし、例えば「Google Pixel Watch」などの自動睡眠モニタリング機能搭載ウェアラブルデバイスを着用している場合はそこまで必要ではないかもしれませんが、とりあえず興味がある方は、「Pixel 7」「Pixel 7 Pro」の「おやすみ時間(おやすみ時間モード)」を利用してみてください。