Google は 2023 年 6 月中旬、動画サービス「YouTube」の動画クリエイター向け収益化(スーパーチャット他)プログラム「YouTube パートナー プログラム(YPP)」の、資格要件緩和を発表しました。
「YouTube パートナー プログラム」資格要件はこれまで、チャンネル登録者数 1,000 名以上 + 過去 1 年間(12 か月間)の総再生時間 4,000 時間以上 or 過去 90 日の「YouTube ショート」視聴回数 1,000 万回以上がの 2 点となっていたのですが、新たな資格要件では、チャンネル登録者数 500 名以上に半減し、過去 1 年間(12 か月間)の総再生時間 3,000 時間以上 or 過去 90 日の「YouTube ショート」視聴回数 3,000 万回以上と、大幅に緩和されます。ただし新たな「YouTube パートナー プログラム」資格要件では新たに、過去 90 日間に動画を 3 本以上公開していることも条件として追加されるため、つまり新たに 3 点の要件クリアが条件となります。とはいえ、比較的ハードルは低めです。
ただしこの新たな「YouTube パートナー プログラム」資格要件は、まずは米国 / 英国 / カナダ / 台湾 / 韓国の 5 か国のみの展開です。日本ではまだ新たな「YouTube パートナー プログラム」資格要件が展開されていませんが、今後新たな「YouTube パートナー プログラム」資格要件展開拡大のための早期アクセスプログラムなども、順次行われる予定となっています。
ちなみに、「YouTube パートナー プログラム」資格要件と、動画内「Google アドセンス」広告による広告収益分配の資格要件は別です。「Google アドセンス」広告収益の分配を受けるには、これまで通り、チャンネル登録者数 1,000 名以上 + 過去 1 年間(12 か月間)の総再生時間 4,000 時間以上 or 過去 90 日の「YouTube ショート」視聴回数 1,000 万回以上の、旧「YouTube パートナー プログラム」資格要件と同じ 2 点のクリアが条件となります。
あくまでも「YouTube パートナー プログラム」資格要件緩和なので、収益化目的の悪質なコンテンツが増えるという懸念は、そこまでないでしょうね。
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