「コアアップデート」というものがあります。
Google が不定期で行う、「Google 検索」改善のための検索アルゴリズムとシステムの更新のことです。その実行時期は公開されますが、具体的な内容までは公開されません。
そもそも「Google 検索」における検索アルゴリズムやシステムの具体的な内容も、これまで公開されたことはありません。なぜなら、それを公開してしまうと逆手に取って悪用する輩が出てくるためです。おそらくそれについての具体的な内容は、今後も公開されることはないでしょう。
ただし Google は、企業理念の根幹となる哲学「Google が掲げる 10 の事実」を公開しています。この Google の哲学「Google が掲げる 10 の事実」は、Google 製品やサービスに反映される Google の魂そのもの。概念です。
“常にユーザーに焦点を当て、そしてその理念を持って継続していくことで、世界に大きな影響を与える業を為せる”
「Google が掲げる 10 の事実」は、そんな内容です。
こんにちは、Jetstream BLOG 管理人兼ライターの石井順です。いつも当サイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
ブロガーなどの我々コンテンツクリエイターにとって、「Google 検索」はなくてはならないサービスです。検索エンジンとして活用することはもちろんですが、「Google 検索」から如何に評価してもらえるか、「Google 検索」の中で如何に自コンテンツが表示されるかが、コンテンツクリエイターとして活動を続けていく上での大事な要素となります。
単純に、「Google 検索」に高く評価される結果として収益や報酬も上がっていくわけです。もちろん自コンテンツへの読者の流入経路は必ずしも「Google 検索」だけとは限らず SNS などもありますが、「Google 検索」が大部分を占めているというのが現実。
要は我々コンテンツクリエイターにとって、検索エンジンから適切 / 的確 / 最適な評価を受けるための検索エンジン最適化「SEO (Search Engine Optimization)」は、切っても切れない重要な要素となるわけです。
2023 年 10 月 6 日(金)、Google は 2023 年 10 月「コアアップデート」の実施を発表しました。「コアアップデート」は短時間 / 短日で行われるわけではなく、最大 2 週間ほどの時間を掛けてじっくりと行われます。
また「コアアップデート」が完了したとしても、さらにそこから数日 ~ 数週間掛けて浸透します。つまり、「コアアップデート」が実施されると数週間 / 数か月のスパンで検索アルゴリズムとシステムの更新が実行されるわけです。
そしてその結果、「Google 検索」の様相が一変します。必ずしも一変するとは限りませんが。
ただ、2023 年 10 月「コアアップデート」では、「Google 検索」が一変しました。そして当サイトへの読者の流入が、5 ~ 10 分の 1 に減りました。
私は当サイトを運営する上で、「SEO」を意識しつつも「SEO」を意識しすぎないようにしています。意識すべきは「SEO」ではなく、「Google が掲げる 10 の事実」だと思っているためです。
一言で「SEO」と言っても、様々な見方があります。テクニカルな部分から、概念的な部分まで。詳細は割愛しますが。
私はテクニカルな「SEO」はあまり意識せず、「Google が掲げる 10 の事実」という概念的な「SEO」を意識して当サイトを運営しているわけです。結果的にそれが読者から評価されるコンテンツとなり、そして「Google 検索」からの評価へとつながるから。
にもかかわらず、その思いが通じなかったのかそれとも何かが間違っていたのか、2023 年 10 月「コアアップデート」では大きく評価を下げる結果となってしまいました。ちなみにサイト運営 10 年以上ですが、「コアアップデート」をはじめとして、これまで行われてきた検索アルゴリズムのシステム更新で目立った影響が出たことは一度もありませんでした。
ただ SNS などを見てみると、同様の影響が他のコンテンツにも出ていることがわかります。正直、悲鳴のような投稿ばかり。
2023 年 10 月の「コアアップデート」で大きく流入を減らしてしまう結果となり、閉鎖を検討するサイトまで出る始末です。
ここからは、私「石井 順」個人の感想 / 推測です。
2023 年 10 月の「コアアップデート」は、過失か故意かはわかりませんが、誤った調整が行われた模様。誤っていようが何しようが Google にとっては現状が「正」なのですが、現状の「Google 検索」が狂ってしまっているのは事実です。
“今年の干支は?” という検索に対して、素っ頓狂な回答が返ってくるところから見ても明白。やっちまっています。
もちろん、当サイトへの「Google 検索」からの流入が減った =(イコール)「Google 検索」が狂った、ということを言いたいわけではありません。それはそれで「Google 検索」からの評価なので、改めてコンテンツ運営を見つめ直していく必要もあると思っています。
とはいえ、やることは今までと変わらず。「SEO」を意識しすぎずに、読者のための記事を粛々と公開していくだけですが。
これは希望的観測も含みますが、2023 年 10 月の「コアアップデート」を受けて「Google 検索」は再調整されるでしょう。「Google が掲げる 10 の事実」という観点から見てみても、現状の「Google 検索」が逸脱した状態になっているためです。
今の「Google 検索」が、あるべき姿なわけがない。
読者のための国内外ガジェット情報セレクトメディアとして、これからも「Jetstream BLOG」は有り続けます。幸いにも、閉鎖を検討するほどの状態ではありません。
誰かが言いました、ピンチはチャンスと。同じ状態で苦しんでいるコンテンツクリエイターの皆様、共に今を乗り切りましょう。