本日トロントで行われたBlackBerryプレスカンファレンスにて「BlackBerry Passport」が正式に発表されました。
新たなフラッグシップ端末ですが、形状はもちろん、機能面でも今までのBlackBerryから大きく進化した一台となっています。
スペック
- ディスプレイ:4.5インチ(1,440 × 1,440)453PPI,Corning Gorilla Glass 3
- CPU:Qualcomm Snapdragon 800(MSM8974-AA)Quad-core2.2GHz
- RAM:3GB
- リアカメラ:13MP
- フロントカメラ:2MP
- 内部ストレージ:32GB
- バッテリー:3,450mAh
- 3G:HSPA+ 1/2/4/5/6/8
- 4G:FDD-LTE 1/2/3/4/5/7/8/13/17/20
BlackBerry端末と言えばWCDMA Band 6を内包しているBand 5対応でつまりFOMAプラスエリアに通常通り対応しておりますが、なんとLTE Band 3だけでなく1(2,100MHz)にも対応しているようです。
これは嬉しい!!!
キーボード機能
BlackBerry PassportはBlackBerryの伝統でもあるQWERTYキーボードを搭載しておりますが、キーボード部分にもタッチセンサーが搭載されており、キーボード部分をスワイプすることによりスクロールしたり、文字入力時に左にスワイプすることにより文字入力時のひとつ前の状態に戻したりすることも可能です。 ※WindowsのCtrl+zの役割
OSは10.3以降を初期搭載いたしますが、QWERTYキーボード・マウスポインタを搭載した昔ながらのBlackBerry端末とも、フルタッチパネルのBlackBerry Z10/30とも違うまったく新しいBlackBerry端末と言えるでしょう。
ボイスコマンドやSiriのような音声アシスタント機能「BlackBerry Assistant」も搭載いたしますが、Windows PhoneでのCortana同様に今のところ日本語には非対応かと思われます。
Amazonと提携
BlackBerry端末でAmazon Appstoreも利用でき、自社アプリストア・BlackBeery Worldからだけでなく、Amazon Appstoreからもアプリなどがインストールできるようです。
価格と発売国
まずBlackBerry自社サイトを通してカナダ・フランス・ドイツ・英国米国で発売が開始されます。
価格は以下の通り。
- カナダ – $699
- フランス – €649
- ドイツ – €649
- 英国 – £529
- 米国 – $599
米国に関してはAmazon.comを通しても販売されます。
また30か国以上に順次投入されるようですが、大方の予想通り日本は入っていませんでした。