世界ではそれなりに評価の高い「Galaxy S6 / S6 Edge」が、日本では人気低迷に陥っていることを、韓国のメディア Business Korea が伝えています。
事実、BCN による携帯電話の販売ランキングによると、「Galaxy S6(SC-05G)」は今週、先週共に 30 位で、「Galaxy S6 edge(SC-04G)」に関しては今週 39 位、先週 29 位と、悲惨な状況に陥っていることがわかります。
日本での上位機種は iPhone 6、Xperia Z3、Xperia Z3 Compact はもちろんですが、そんなことよりも、「Galaxy S6 / S6 Edge」がらくらくスマートフォン(今週 18 位)やらくらくホンベーシック 4(今週 21 位)よりも売れていないということに驚きです。
ちなみに、英国では「Galaxy S6 / S6 Edge」がトップ 5 に、ドイツでは「Galaxy S6 Edge」が第 3 位と、その人気ぶりは好調で、中国、インド、米国においても、前作 Galaxy 5 を遥かに上回る売り上げを記録しているそうです。
「Galaxy S6 / S6 Edge」が日本で人気低迷に陥っている原因は、高すぎる価格や、世界に比べて日本では iPhone 人気が異様に高いなど様々考えられますが、やはりメディアは日本の嫌韓意識が大きな影響を及ぼしていると見ているようです。
日本の嫌韓意識を考慮してか、「Galaxy S6 / S6 Edge」は日本においてSamsung ロゴの代わりに “Galaxy” ロゴを表示し、店頭でも “Galaxy” を強調した販売手法を取っていますが、Samsung = Galaxy として認知されているためか、その販売手法がまったく意味をなさなかったことが販売ランキングから裏付けられてしまいました。
「Galaxy S6 / S6 Edge」は前作と比べて高級感のあるデザインに一新し、スペックも Galaxy ならではのハイスペックとして発表され、世界的な評価はとても良いものでした。
実際のパフォーマンスにおいても、多くの世界メディアが高い評価を与えていますし、日本国内においても、良い評価をしているジャーナリストの方が多い印象です。
しかし、やはりと言うべきか、デザイン、パフォーマンスよりも、日本では固定観念が市場を左右している印象です。
ただ、私達日本人からしてみれば、韓国の歴史に対する固定観念が今回の結果をもたらした原因と考える方が自然かもしれませんね。
Source:Business Korea