3 月の MWC 2015 で発表された HTC One M9 よりも更にハイスペックな上位モデル「HTC One M9+」が、5 月 15 日より台湾で販売されることが明らかとなりました。
HTC 台湾のホームページにも、「HTC One M9+」の製品ページが登場しています。
「HTC One M9+」は、4 月末に中国・北京で、中国向けモデルとして発表されていましたが、現在は中国の他に、インドネシアやインドでも販売されています。
「HTC One M9+」は、HTC One M9 のスペックに加え、2,560 × 1,440 ピクセルの 2K ディスプレイ、指紋センサー付ホームボタン、Duo-Camera を搭載し、HTC One M9 の Snapdragon 810 プロセッサからMediaTek Helio X10 core 2.2GHz オクタコアプロセッサに変更されています。
RAM は HTC One M9 同様に 3GB ですが、HTC One M9 のDDR4 ではなく、DDR3 にスペックダウンしています。
これは、MediaTek Helio X10 core が DDR4 に非対応となるためです。
基本スペックは以下の通り。
- OS:Android 5.0(Lollipop)with HTC Sense
- サイズ:150.99 × 71.99 × 9.61 mm
- 重量:168g
- ディスプレイ:5.2インチ(2,560 × 1,440)WQHD
- CPU:64bit対応MediaTek helio X10 Octa-core2.2 GHz
- RAM:3GB
- 内部ストレージ:32 GB
- Wi-Fi:802.11 a / b / g / n / ac(2.4 & 5 GHz)
- Bluetooth:4.1
- リアカメラ:20MP(+ 2MP)Duo Camera
- フロントカメラ:4MP、UltraPixel
- バッテリー:2,840mAh
- 2G:GSM850 / 900 / 1,800 / 1,900 MHz
- 3G:WCDMA850 / 900 / 1,900 / 2,100 MHz、TD-SCDMA1,900 / 2,000 MHz
- 4G:FDD-LTE B1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 28、FDD-LTE B38 / 39 / 40 / 41
- その他:NFC 対応、HTC BoomSound with Dolby Audio
中国モデルと、インドネシア、インド、台湾モデルの大きな違いは、Google Plya などの Google 系サービスが入っているかどうか。
中国モデルには国の取り決めににより、Google 系サービスや中国と英語以外のロケールが入っておらず、中国国外ではとても使いにくい仕様になっています。
インドネシア、インド、台湾モデルは、「HTC One M9+」のハイスペックはそのままに、Google 系サービス多国用のロケールもしっかり入っているため、ハイスペックを求めていた HTC ファンにはたまらない一台となることは間違いありません。
「HTC One M9+」の台湾での価格は 23,900TWD(約 93,000 円)で、Gold、GunMetalGray、Silver の 3色展開のうち、まずはGunMetalGray、Silver の 2 色が販売されます。
恐らく、すぐに香港などでも出回ると予想されるため、近日中に 1ShopMobile などが取り扱うと予想されます。