HTC が中国向けに発表した 5.5 インチ Full HD ディスプレイ搭載「HTC One E9」が、台湾に投入される予定であることが、台湾のメディア ePrice によって報じられています。
「HTC One E9」は昨年発売された HTC One E8 の後継機で、メタルボディを搭載した HTC One M9 のプラスチックボディバージョンといったようなモデルです。
既に発売されている HTC One E9+ と、筐体やディスプレイサイズは同じですが、1,920 × 1,080 ピクセルの Full HD 解像度 ディスプレイ、MediaTek 製 MT6795 Octa-core 2.0GHz プロセッサ、2GB RAM、背面に 1,300 万画素カメラ搭載と、2,560 × 1,440 ピクセル WQHD 解像度ディスプレイ、MediaTek 製 MT6795M Octa-core 2.0GHzプロセッサ、3GB RAM、背面に 2,000 万画素カメラを搭載する HTC One M9+ よりもスペックは控え目となっています。
「HTC One E9」で特徴的なのはその価格差です。
HTC One E9+ もフラッグシップの HTC One M9 や HTC One M9+ と比べて 最大で $200 程度安価となっているため、スペックが低く目となる「HTC One E9」は更に安価となることが期待されています。
実際中国での価格は 2,499 人民元(約 47,000 円)となっているので、台湾に投入されるのであればその程度となると予想されます。
「HTC One E9」は Dual-SIM にも対応しているため、アジア地域で人気となっている比較的安価な大型ディスプレイ搭載の Dual-SIM 対応端末として、人気が出る可能性があります。
また、HTC One E9+ が香港でも発売されていることを考慮すると、「HTC One E9」も香港に投入されるかもしれません。
台湾に投入されるのであれば 4G LTE にも対応すると思われますが、モバイルネットワークの対応周波数や、投入時期などは今のところ不明です。
Source:ePrice