サードパティー製ケースがまだまだ少ない「BlackBerry Priv」用ケースですが、INCIPIO というメーカーがクリアケースを販売していたので輸入してみました。
INCIPIO 製「BlackBerry Priv」用クリアケースは EU 圏の Amazon で販売されています。私はイタリアの Amazon.it から手配しました。
届いてから知ったのですが、このINCIPIO 製「BlackBerry Priv」用クリアケースは BlackBerry からの認定を受けているようで、得体のしれないノーブランドのケースよりは安心して輸入し、使うことができるでしょう。まずは早速開封してみます。
基本は TPU 素材が使われているのですが、ケース自体の厚みが結構あり、固めな印象です。ただあくまでも TPU なので、柔軟性は兼ね備えています。また「BlackBerry Priv」のボトム部分を覆うようなデザインとなっています。
装着。
TPU 素材なので装着は容易です。また流石に認定を受けているだけのことはありサイジングもしっかりしていて、「BlackBerry Priv」にしっかりとフィットしてくれました。
ボトム部分を覆うデザインで純正ケースの「Slide Out Hard Shell」のボトム部分と似てはいるのですが、相違点としては、「Slide Out Hard Shell」ではカバーされていた上部部分が開口されていて、逆に microUSB コネクタ回りの下部が覆われています。
上部が開いているのはもちろんスライドキーボードを考慮しているためです。
つまりスライドキーボードを出しているときは、上部にはみ出たディスプレイ部分が裸のまま外に出る感じとなります。もしこの状態で落としたら最悪ですね。
また形状からしてディスプレイのトップ部分は露出しているような状態となっているため、保護シートなどを貼らないとディスプレイを下にしておいた時などに傷をつけてしまう恐れもあります。フィット感が高くかなり質は良いものの、“保護” という部分では若干の心配が残ります。
ただ「Slide Out Hard Shell」よりも横幅が狭いことと、TPU 素材のグリップ感のおかげで、本体を持った際のフィット感はかなり増したように感じました。横幅の薄さは一目瞭然です。
※左が「Slide Out Hard Shell」で、右が INCIPIO 製クリアケースを装着した「BlackBerry Priv」
ちなみに、INCIPIO 製クリアケースと「Slide Out Hard Shell」のトップ部分をハイブリッドで使用したら最高かもしれないと思って試したみましたが、やはり「Slide Out Hard Shell」のトップは装着できませんでした。
INCIPIO 製クリアケースはかなり質が良いのですが、やはり保護性は「Slide Out Hard Shell」に劣る部分が感じられました。ただ、例えば若干厚みのあるガラスフィルムのような保護シートと併用するのであれば保護性はかなり上がると思います。
まだまだケースやちゃんとした保護シートが少ない「BlackBerry Priv」なので、課題は多そうです。
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