HTC は 4 月 12 日、新フラッグシップスマートフォン「HTC 10」を正式発表しました。
HTC はこれまで、フラッグシップシリーズには「HTC One」の機種名を採用していたのですが、今回初めて「HTC 10」とシンプルなネーミングに変更されました。更に発表時点で日本での発売も明らかとなっています。
「HTC 10」はこれまでの噂通り、5.2 インチ WQHD ディスプレイ、Snapdragon 820 プロセッサ、4GB RAM などを搭載するハイスペック仕様です。
デザインはこれまで丸みを帯びたデザインからエッジ部分にアール加工が施されたメタルユニボディとなり、ディスプレイは「HTC One A9」から採用された 2.5D カーブエッジディスプレイとなっています。カラーバリエーションはシルバー、ゴールド、ブラックの 3 色です。
リアカメラは画素サイズが「Nexus 6P」などと同じ1.55μm の 1,200 万画素 UltraPixel カメラを搭載。レーザーオートフォーカスや光学式手ぶれ補正にも対応しています。このほか RAW ファイルでの保存にも対応しています。
また 500 万画素のフロントカメラも光学式手ぶれ補正に対応しています。
前面に搭載されているフロントステレオスピーカーは 24bit のHi-Fi と Dolby Audio 対応の「BoomSound Hi-Fi Edition」に進化し、単体でハイレゾ音源再生に対応しました。このほか、USB Type-C コネクタを採用し、フラッグシップのメインモデルとしては初の指紋センサー内蔵ホームボタンも搭載しています。
- OS:Android 6.0 with HTC Sense 8
- サイズ:145.9 × 71.9 × 3.0〜9.0 mm
- 重量:161g
- ディスプレイ:5.2 インチ(2,560 × 1,440)WQHD、Super LCD
- プロセッサ:Snapdragon 820 Quad-core 2.2GHz
- RAM:4GB
- 内部ストレージ:32、64 GB
- リアカメラ:1200 万画素、1.55μm UltraPixel、レーザーオートフォーカス、光学式手ぶれ補正
- フロントカメラ:500 万画素、光学式手ぶれ補正
- Wi-Fi:802.11 a / b / g / n / ac
- Bluetooth:4.2
- バッテリー:3,000mAh
- その他:NFC、Dolby Audio 対応のBoomSound、USB Type-C、指紋センサー搭載ホームボタン
- カラー:シルバー、ゴールド、ブラック
「HTC 10」は大きく分けて 3 型番となる、北米、アジア、日本モデルに分かれています。全て下り最大速度 450Mbps の LTE Cat.9 対応です。
- UHL SKU(日本)
- 2G:GSM800 / 850 / 1,800 / 1,900 MHz
- 3G:WCDMA850 / 900 / 1,900 / 2,100 MHz
- 4G:FDD-LTE B1 / 3 / 5 / 7 / 13 / 17 / 19 / 21 / 26、TDD-LTEB38 / 41
- UHL SKU (アジア)
- 2G:GSM800 / 850 / 1,800 / 1,900 MHz
- 3G:WCDMA850 / 900 / 1,900 / 2,100 MHz
- 4G:FDD-LTE B1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 / 28 / 32、TDD-LTEB38 / 40 / 41
- WL SKU(北米)
- 2G:GSM800 / 850 / 1,800 / 1,900 MHz
- 3G:WCDMA850 / 900 / AWS / 1,900 / 2,100 MHz、CDMA 800 / 1,900 MHz
- 4G:FDD-LTE B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 12 / 13 / 17 / 20 / 28 / 29 / 30
「HTC 10」は本日より台湾や英国などで予約が開始されていますが、日本ではまだ行われていません。また日本ではキャリアから発売されるのか、それとも SIM フリーとして投入されるのかも不明です。
ただし LTE の対応バンドと CDMA に対応していないところから考慮すると、au の LTE にのみ対応したモデルとして投入される可能性があります。
Source:HTC