前回からの続きです。KDDI の iPhone 6s に挿さっていたいわゆる “黒 SIM” を「Pixel XL(G-2PW4100 / 北米モデル)」に挿しても通信ができたのでご紹介します。
「Pixel XL」入手当初は “黒 SIM” の電波を掴まないと思っていたので、掴むようになってくれてうれしい限りです。ちなみに今回も前回同様、なぜ通信ができるようになったのかよくわかっていませんし、やり方が正しいのかも不明。とりあえずやったことと事実だけを記させていただきます。
“黒 SIM” での通信
やった内容は【「Pixel XL(G-2PW4100 / 北米モデル)」のモバイルネットワーク通信が少しわかってきたので備忘録】に書いたことと同じです。まず SIM を挿して APN を設定します。
ただ “黒 SIM”を挿すと APN の設定が行えなくなる可能性もあるので、下記のエントリーでご紹介させていただいた、まず WCDMA 系の SIM を挿して “黒 SIM” 用の APN を設定、選択しておき、そのままの画面で “黒 SIM” に差し替えます。“黒 SIM” を挿し終えたらその画面は閉じて大丈夫で、前準備はこれで OK。
そして前回ご紹介させていただいた、*#*#4636#*#* → “携帯電話情報” での“優先ネットワークの種類を設定” を切り替えながらの “PING テストの実行” を行います。
最初の方は電波を掴んだとしても通知バーの電波表示に “×” が表示されますが、切り替え PING テストを行っていればそのうち通信ができるようになるはず。“データネットワークの種類” が “LTE” に変わって“×” 表示が消え、安定すれば完了です。
注意事項
ただし 1 点注意事項があります。それは、Android の設定から “モバイルネットワーク” を開くと、なぜか電波を掴まなくなってしまうということです。
上の画像の設定項目で、“モバイルネットワーク” をタッチすると電波を掴まなくなります。その場合は改めて“携帯電話情報” での PING テスト作業を行い、電波を掴ませる必要が出てきます。注意してください。
ちなみに「Pixel XL(G-2PW4100)」は CDMA2000 に対応しているものの、やはり電波を掴んでくれず、3G 通話は行えない模様です。なのであくまでも KDDI 系の SIM で運用する場合は通信のみとなります。
SMS の受信などももちろん行えないので、SMS 認証があるサービスなどは利用できません。ちょっと面倒ですね。