Google の新しい VR プラットフォーム「Daydream」ですが、専用の「Daydream View」でなくても他の VR ヘッドセットで代用できることがわかりました。
「Pixel / Pixel XL」で「Daydream」を利用する場合、通常ではまず「Daydream」アプリ起動してそのまま「Daydream View」に「Pixel / Pixel XL」をセットします。そして専用リモコンをペアリングさせます。
すると「Daydream」のホーム画面が表示され、リモコン操作などで「Daydream」が利用できるようになります。
ただ「Daydream View」本体には特に「Pixel / Pixel XL」と接続する部分はもちろん、タッチパッド的なものなどもないので、物理的に「Pixel / Pixel XL」をセットしているのみとなります。つまり「Daydream」は専用リモコンとのペアリングと操作が主となるわけです。
そのため、「Daydream View」以外の VR ヘッドセットに「Pixel / Pixel XL」をセットして専用リモコンと接続すれば、そのまま「Daydream」を利用することができます。むしろ VR ヘッドセットに「Pixel / Pixel XL」をセットしなくても、リモコンさえ繋げてしまえば一応はできてしまいます。
この方法で、例えば「Cardboard」で「Daydream」を楽しむこともできます。手が疲れますが。
「Daydream View」は結構視野角が広いので他の VR ヘッドセットを利用する意味もあまりありませんが、今後更に視野角の広い VR ヘッドセットが出てきたときにはそっちで「Daydream」を利用するのもありかもしれないですね。
「Daydream View」で「Cardboard」アプリは利用できない
ただし実は「Daydream View」の蓋部分に NFC タグなどがセットされていて、「Daydream View」に「Pixel / Pixel XL」をセットすると自動で「Daydream」アプリが自動起動する仕様となっています。そのため例えば「Cardboard」アプリを起動して「Daydream View」に装着したとしても「Daydream」アプリが優先されてしまいます。
NFC を OFF にすれば一応「Cardboard」アプリを起動したまま利用はできますが、そもそも「Daydream View」にはタッチボタンが搭載されていないので「Cardboard」アプリを利用できませんでした。
まっ、「Daydream View」があるのに「Cardboard」を利用する意味もないですけどね。