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Xperia Z4 Tablet

『タブレットって何に使うんですか?』と聞かれて即答できなかった話【コラム】

先日のコラムを読み返してふと思い出した内容を、今回は書かせていただこうと思います。

先日書いた内容は、Android タブレット + キーボードが大分使いやすくなって必要性がかなり増したと思ったことの理由などです。

最終的に “感覚的に使いやすくなった” という超適当な結論付けをしてしまっていますが、その “感覚的に使いやすくなった” というのも、実は結構大事な要素だったりするわけで、逆に明確な理由を探す方が難しいのかもというような感じ。そんな先日のコラムを読み返して、ふと数年前に問われて即答できなかったという会話の内容を思い出しました。

まだ横浜に住んでいるときによく通っていたワインバーでの話です。その時はすでに会社を辞めて個人事業主として働いていて、そのワインバーでもよく仕事の話とかをすることがありました。

私は元々ガジェットの輸入販売を行っていたこともあるので(一応今も軽くやってはいますが)、「SIM フリーの iPhone」の話からはじまり、国内キャリア品と海外 SIM フリー品の違いなど、よく聞かれたものです。だいたい話をしたところで理解してくれる人はいなかったですけど。

そんな中、タブレットの話題で盛り上がっているときに横にいた同年代くらいのスーツを着た男性から『タブレット(Android や iOS)って何に使うんですか?興味はあるんですけど、用途がいまいちわからなくて。PC があれば必要ないかなって。』と問われました。

タブレットを何に使うのか?

『タブレットを何に使うのか』なんてちゃんと考えたこともありませんでした。例えばスマートフォンだったら電話をはじめ、SNS、動画、音楽、検索などいろいろな明確な用途があります。タブレットももちろんスマートフォンと同じような用途として利用できますし、中には通話機能もサポートしたものもあるので、スマートフォンみたいに利用することができます。

でもだったら別に、スマートフォンでもいいですよね。タブレットじゃないとダメな理由は大きい画面くらい。もちろんそれも大事ですけど、それだけのために数万出して買うのもなんか違うかな。

大きい画面で動画を見たりするのは PC でもできますし、PC は PC で例えば Windows や Mac で Office ソフトを使って仕事をしたり、動画編集ソフトを使って動画の作成を行ったりするという明確な用途、というか役割があります。マクロや VBA が必須な場合だってありますし。

ちょっと買い物行こう、って思ったときにスマートフォンを持っていくことはあってもタブレットだけを持っていくことはないと思うし、ちょっとカフェで仕事しようと思った時にノート PC を持っていくことはあってもタブレットを持っていくことは、一般的にはないですもんね。

「タブレットじゃないとダメな時ってどんな場面?タブレットにしかない用途っていったいなんだろう?」その時はそう考えてしまって即答できませんでした。

※タブレットで家を建てるとかそういうお伽話はナシで

今も明確な答えは見つかっていない

不思議なもんですよね。明確に答えられないのに、Samsung の「Galaxy Tab」からはじまり現在は「Pixel C」まで、20 枚以上の 7 インチ ~ 10 インチタブレットを持って使ってきているんですから。

『iPad が欲しい』っていう人にその理由を尋ねても、明確に答えられない人も結構多かったりします。大きい画面で動画を見たいとかゲームをしたいとかもあるけど、そのためだけに数万も出してタブレットを購入するのはなんか非効率な気もしますし。結局『なんとなく欲しい!』って感じなのかな。

いろいろと考えれば考えるほどドツボにはまっていって明確な答えがみつかりません。

ちなみに

よく家電量販店などで、『タブレットがあれば PC はいらず』みたいな謳い文句でタブレットを押し売りしているところもありますが、あれは間違っていると思っています。ああいうのは嫌いですし、何なら私を納得させる明確な理由をその場で述べて欲しいくらい。

あと例えばお店とかで iPad をレジ代わりに使っているところや、飲食店で iPad を利用した席予約システムを運用しているところもあったりますが、そういうのも特殊な事例でコンシューマー向けの理由にはならないので今回はナシということで。

そういえば昔、鎌倉のどっかのカフェで「Nexus 7」にインストールしたレジアプリを使って、レシートプリンタまでつなげてるところがあったんですが、それだけで胸が熱くなったことを思い出しました。全然関係ない話ですけど。

タブレットでどこまでできるのかを追い求めることが楽しい

結局はこれなんでしょう。タブレットで何をどこまでできるのかを追い求めることが楽しくて持っている。

タブレットってあれば便利だけどなくても別に困りはしません。先日書かせていただいた Android タブレット + キーボードの組み合わせが実用的になってきたっていうのも、結局は Android タブレット + キーボードが Windows PC の使い勝手に近づいたということもあるわけです。

そんなんでもやっぱり買って持ってしまうのは、そのタブレットでどんなことができるのか、生活している中で生まれるガジェットやモバイル的な隙間をどのように埋めてくれるのかを探して追い求めるのが楽しいから私は買ってしまうんだと思います。例えば仕事で活用できるようになって喜びを感じることに、更に喜びを感じているみたいな。

あーでもこれ、『タブレットって何に使うんですか?』って聞かれたときに答えても、『は?』ってなってしまいますよね。難しいなー。

そもそもタブレットに用途を見いだせない人は買っても使わないわけで、そもそも買おうと思わないわけで、無理して買うものでもないわけです。そういう意味でタブレットって、スマートフォンや PC という必要不可欠なものとは違い娯楽的な要素が強いと思うわけなので、『タブレットって何に使うんですか?』って聞かれた《娯楽要素》って答えるのが、今のところ個人的にシックリくる回答かと思いました。

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執筆者情報:石井 順(管理人)

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