米国の Amazon.com を見ていたらたまたま見つけたのでご紹介させていただきます。
海外では 3D プリンターで作った自作製品を販売するメーカーをよく見かけるのですが、今回見つけたメーカーはその中でもスマートウォッチに特化したスタンドを制作しています。その名も「Artifex Design 3D」です。
商品数はそこまで多くはないのですが、「Huawei Watch」「ZenWatch 2 / 3」「Fossil Q シリーズ」「Samsung Gear S3」など用のスタンドが中心。また「NIXON THE MISSION」や「TAG Heuer Connected」用のスタンドもあったりと、基本的に Android Wear や Android 用スマートウォッチが中心です。
この手の製品を制作する際、やはりシェア率が高く併用制のある Apple 製品用のアイテムを制作するのがある意味セオリーなのですが、「Artifex Design 3D」はそれをしていないところがまた良いですね。我が道を突き進んでる感じに好感を持てます。恐らく受注後にちゃちゃっと制作できてしまう 3D プリンタの利点を活かしてもいるのでしょう。
また調べてみたところ自社ホームページや ebay.com のアカウントなども持っていて、Amazon.com だけでなく様々なチャネルで製品を販売している模様です。しかも日本直送にも対応。実際の製品の完成度も大事ですが、こういう部分も日本人にとってはかなりありがたくそして好感が持てますよね。
[blogcard url=”http://www.artifexdesign3d.com/”]
[blogcard url=”http://www.ebay.com/usr/artifexdesign”]
何より魅力的なのは製品があまり高くないことです。だいたい本体価格が $18 ~ 27 程度で販売されています。もちろん送料は別。送料は 1 製品の購入の場合一律で $14 で、USPS International での発送となる模様です。つまりは高くても $40(約 4,500 円)程度出せば輸入できてしまうということです。
「Artifex」はどんな製品?
実際の製品、気になりますよね。3D プリンターで制作されているので質感的には高級仕様というわけではありませんが、なかなか凝った造りをしています。
例えば「Fossil Q シリーズ」用はこんな感じ。
純正の充電パッドをスタンドに装着できる仕様で、充電を行うことができるようになっています。ケーブルの取回しも考慮されているのがいいですね。
「Huawei Watch」や「ZenWach 2 / 3」は POGO Pin を利用する充電コネクタやパッドなので、「Artifex」はそれぞれそれらを装着できる仕様となっている模様です。また冒頭の画像でご紹介させていただいたスマートフォンスタンドとスマートウォッチスタンドが一緒になっている “COMBO” 商品もラインアップされています。
“COMBO” のスマートフォンスタンド部分は中央に USB ケーブルを考慮したスペースも空いているので、スマートウォッチだけでなくスマートフォンも同時に充電することが可能。こういう拘った造りもいいですし、2 つを合体させているわけではなく 3D プリンタで一括制作しているという部分も面白いです。
新製品にも期待
「Artifex Design 3D」は対応機種が限られてはいますが、2 月に発売された「LG Watch Style / Sport」や MWC 2017 で発表される新型 Android Wear をはじめとしたスマートウォッチ用の新作も期待できると思います。実際に制作するかはわからないですけど。
私の場合は残念ながら現在持っているスマートウォッチ用の製品が「Artifex Design 3D」にラインアップされていないので今すぐ購入するということはないのですが、今後の新製品の登場をチェックしつつ、対応機種用のスタンドが発売されたら輸入してみようと思っています。「Artifex Design 3D」の今後の展開が楽しみです。
ということで今回は 3D プリンターで作ったスマートウォッチ用スタンドを販売するメーカー「Artifex Design 3D」のご紹介でした。もし輸入してみたよって方はご一報いただけるとありがたいです。
artifexdesign3dのサイトから直接注文しましたが、一月以上過ぎても届きもしないし、メールを送っても返事もない状態でした。カード会社に相談し取引を停止していただいたので金銭的な実害は回避できましたが、いろいろと手間がかかり、時間は浪費しました。ご注意を。