当初は SIM スロットを搭載しないセルラー機能の eSIM 対応として表記されていたドイツ Amazon.de の「Huawei Watch 2」が、いつのまにか nano SIM 表記に変更されていました。まだ発売されていないので実際のところどうなのかはわかりませんが、変更されたということは SIM スロットを搭載するモデルでのドイツ展開となる可能性が非常に高くなったといえます。
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「Huawei Watch 2」は大きく分けて Bluetooth モデルと Bluetooth の他に LTE に対応のセルラーモデルに分かれています。セルラーモデルでは更に nano SIM 用の SIM スロットを搭載するモデルと SIM スロットを搭載しない eSIM モデルが用意されています。これらは投入される地域の通信事業者が展開するサービスに応じて柔軟に対応するためです。
SIM スロットを搭載するモデルは理論的には SIM を挿せば利用することができますが、eSIM モデルの場合は当然のごとくその通信事業者が eSIM サービスを提供していないと利用することはできません。また例えeSIM サービスを提供していたとしてもその通信事業者が展開している機種以外で実際に利用できるかなど、今のところ不明な点が多い規格となっています。また日本ではまだ eSIM が本格展開されていません。
そのため当初は Amazon.de が「Huawei Watch 2」のセルラーモデルを発売して直輸入が可能となったとして eSIM によるのセルラー機能が日本で利用できない可能性があったのですが、SIM スロット搭載モデルに変更されたことにより輸入して日本で利用できる可能性が高くなりました。
ただ Android Wear のセルラーモデルは APN の変更に対応していないという問題が残っているので、そこが解消されているかどうかなども気になるところです。こればかりは中身を見てみないとわかりません。
Huawei Watch 2
「Huawei Watch 2」は新たに GPS、NFC(Android Pay 用)に対応した Android Wear スマートウォッチの新モデルです。実際のモデルはスポーティー仕様の「Huawei Watch 2」とプレミアムウォッチ仕様の「Huawei Watch 2 Classic」に分かれていて、更に Bluetooth モデルとセルラーモデルにも分かれています。
※「Huawei Watch 2 Classic」は Bluetooth モデルのみ
それぞれに共通しているスペックは Android Wear 2.0 、1.2 インチのサークルディスプレイ、Snapdragon Wear 2100 プロセッサ、420mAh バッテリーを搭載し、Bluetooth、Wi-Fi、GPS、NFC、そして IP68 レベルの防水防塵に対応する点です。このほかに右側面に 2 つのハードウェアボタンを搭載しています。
デザインはスポーツタイプの「Huawei Watch 2」がプラスチック製ケースにラバーストラップという構成で、クラシックスタイルの「Huawei Watch 2 Classic」がプラスチックとステンレススチールケースにレザーバンドという構成となります。スポーツタイプの「Huawei Watch 2」では他メーカーのスマートウォッチと比べて軽量となる点も特徴で、重量 57g となる模様です。
主要スペック
OS | Android Wear 2.0 |
サイズ | 48.9 × 45 × 12.6 mm
バンド幅:20mm(Huawei Watch 2)/ 22mm(Huawei Watch 2 Classic) |
重量 | 40g(Huawei Watch 2)/ 47g(Huawei Watch 2 Classic)※ウォッチバンドは除く |
ディスプレイ | 1.2 インチ(390 × 390)、AMOLED、Gorilla Glass |
プロセッサ | Snapdragon Wear 2100 MSM8909W 1.1GHz |
RAM | 768MB |
内部ストレージ | 4GB |
Wi-Fi | 802.11 b / g / n |
Bluetooth | 4.1 |
バッテリー | 410 / 420 mAh |
その他 | IP68 防水防塵、NFC(Android Pay)、GPS、心拍センサー |
カラーバリエーション |
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モバイルネットワーク(セルラーモデル) |
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セルラーモデルはまだ発売されていません。発売されたら改めてご報告させていただきます。