簡単に炎上してしまうこういう時代に、世界的にポリティカル・コレクトネス(PC)が叫ばれている時代に、なぜこういった悪ふざけをするのか。そんなちょっとアレな内容の、とある企業のエイプリルフールネタをご紹介させていただきます。
本日 4 月 1 日はエイプリルフールです、Google などの大手企業も全力で馬鹿げたネタを投じてきていますよね。すでに多くの方がご存知かと思います。
そんな中、株式会社トランクというところがもエイプリルフールネタを公開し、プレスリリースとして公式に発信していました。その名も “次世代型だんな保管サービス「trunk」”。
株式会社トランク:次世代型だんな保管サービス「trunk」
だらしない旦那さまを捨てられないアイテムと同様に、保管管理することができるようになりました。しかも、保管中に要らなくなった旦那を、アプリから「売る、あげる」「買う、もらう」ことが簡単にできる「旦那ワープ機能」を追加。当社が撮影する高画質で大胆な修正を施した旦那写真を使用するので、旦那自ら熟年結婚相談所に行くよりも、より好条件で、次のお相手が喜んで引き取ってくれる可能性も期待できます。
人を物扱い。しかも売り買いできるそうですよ。いつもだったら “アホだな~” って思って自己完結する程度のことですが、今回は思わず PC に向かって記事化してしまいました。
昨今のハロウィン同様に、エイプリルフールも毎年過激になったり規模を大きくしてきています。本来の文化を誤って解釈していたり、単なる悪乗りだったり、いろいろな問題はあるかとは思いますが私個人的には別にそれらに対する憤りなどは感じません。それはそれで新しい文化でもあるわけですから。
しかし今回の “次世代型だんな保管サービス「trunk」” は明らかに時代を逆行した人(旦那)を物扱いして人権を馬鹿にするようなヒドイ内容だと思いました。こういった内容のネタが一つの案として生まれてくるのは仕方のないことかとは思います。夫婦間のコミュニケーション不足などで悩んでいる方や問題に直面して実際に崩壊しかけている方がいないわけではないですからね。
ただそれを企業が公式にネタにするのはやり過ぎかと。思想や理念は自由ですけど、ちょっとこれはね。社内会議で精査しなかったのか疑問に思ってします。
増え過ぎた物や片づけられない物を一時的に預けられるトランクルームサービスは凄く良いサービスだとは思うのですが、少なくとも私はこの株式会社トランクが提供している正規のサービスを今後利用することはないかと思いました。悔い改めていただきたいものです。