DJI は 5 月 25 日、昨今トレンド入りの兆しとなっているセルフィー特化の高性能ミニドローン「SPARK」を発表し、同日より予約発売しました。「SPARK」は国内でも税込み 65,800 円で投入されています。
「SPARK」
新たに発表された「SPARK」は、手の平サイズのセルフィー特化小型ドローンです。DJI 製という高機能、高スペックは維持しつつ、小型デザインとすることで、DJI としては安価な 60,000 円台の低価格を実現しました。ちなみに米国では本体価格 $499 となっています。
「SPARK」は本体トップパネルを取り外して交換できる設計で、トップパネルは “アルペンホワイト” “スカイブルー” “メドウグリーン” “ラヴァレッド” “サンライズイエロー” の 5 色が用意されています。トップパネルは購入時に選択することができますが、現時点ではアルペンホワイト” 以外の入荷は未定です。
「SPARK」は DJI のハイスペックドローンと同じく複数の操作方法や撮影機能などが搭載されていてそれらを切り替えて利用することができるのですが、セルフィー特化のドローンということで特に複数のジェスチャー操作をサポートしている点が特徴となっています。
ジェスチャー操作は例えば「SPARK」に搭載されているカメラに手の平を向けることで手の平を追いかける撮影を行ったり、指で『』(カッコ)型のフレームを作ることでジェスチャー撮影を行ったりと多岐にわたります。
また顔認識機能の “FaceAwaer” では「SPARK」の電源を入れて手の平に置き、顔を認識させることで、たった 25 秒で飛行起動させることが可能。“FaceAwaer” で飛行させた場合はその場でホバリング状態となります。
ジェスチャー操作以外の操作方法ではスマートフォンをセットした専用 Wi-Fi コントローラーによる操作と、スマートフォンに直接接続しての操作をサポートしています。
飛行と撮影機能はジェスチャー操作のほかに “クイックショット” “タップフライ” “アクティブトラック” の大きく分けて 3 つがあり、その中でもスマートフォンに転送されている画面上をタッチすることでその方向に飛び続けて撮影する “ディレクション” や高度を維持しながら水平に飛行して撮影する “コーディネート”、被写体の周囲を旋回しながら撮影する “トレース”、被写体と並走しながら撮影する “プロフィール” などなど、かなり多くの飛行と撮影機能を搭載しています。
このほか3D 認識システムによる障害物の自動回避機能や、GPS によるホームポイントへの自動帰還モードなども搭載。空港や飛行禁止区域などを知らせてくれる “DJI GEO システム” も実装されています。
「SPARK」に搭載されていれうカメラは 1/2.3 インチ CMOS センサーの 1,200 万画素で、静止画では最大サイズ 3,968 × 2,976 ピクセル、動画では 1,920 × 1,080 ピクセル @30fps の Full HD 動画撮影を行うことが可能です。カメラは2 軸ジンバルによる手振れ補正にも対応しています。
「SPARK」の Wi-Fi による最大の動画データ伝送距離は高度50m、距離 100m で、最大飛行時間は 16 分です。運用限界高度は一応海抜 4,000m となっています。
「SPARK」で撮影した静止画や動画はその場でスマートフォンに転送することができ、そのまま SNS に投稿したり、編集を行ってから共有を行うことなどが可能となっています。
「SPARK」はプロ仕様のドローンとセルフィ特化の安価な低スペック度ドローンの中間に位置する機種です。決して安くはありませんがドローン初心者にとっては丁度良い機種となるかと思います。私も欲しい。
ラインアップ
「SPARK」はノーマルモデルののかに、他のシリーズでも用意されている予備バッテリーやショルダーバックなどの別売りアクセサリーが数点同梱された「Spark Fly More コンボ」もラインアップされています。こちらの価格は 91,800 円です。
ショップリンク
「SPARK」は本日より販売が開始されていますが、発送時期は 6 月 15 日となる予定です。ただし別売りのアクセサリーを一緒に注文してしまうとアクセサリーの入荷に合わせて発送が行われるため、実際の発送が遅れる可能性があるとのこと。
またノーマルモデルでも “アルペンホワイト” カラー以外も入荷未定の仮予約状態です。ただし「Spark Fly More コンボ」 “アルペンホワイト” はノーマルモデルと同じく 6 月 15 日の発送になります。