News Article headline Article headline BlogPosting headline Speakable markup example
Jetstream BLOG

内地の人は歓迎されない?沖縄移住あるある【コラム】

私の「Google Now」が紹介てくれたこんなブログを読み、思わず私もコラムを書きたくなりました。

沖縄移住がトラブルだらけで泣いています(警察官クビになってからブログ)

ハルオサンという方が執筆しているブログ【警察官クビになってからブログ】の 5 月 25 日公開記事です。何の因果か、ハルオサンは同じ沖縄にいらっしゃるらしい。

そして「沖縄移住がトラブルだらけで泣いています」では、私自身も移住するにあたって苦労したことが同じように書かれていました。

沖縄に移住して 2 年半

私は 2014 年 12 月より沖縄に移住し、かれこれ 2 年半この地で生活をしています。今のところ沖縄から出るつもりはないので、沖縄が独立したり中国の一部になったりしない限りは住み続けると思います。沖縄の中では移動すると思いますけどね。

内地で “沖縄移住” というと、結構うらやましがられます。内地の人にとって沖縄は全体がリゾート地かと思うので、毎日がトロピカルでパラダイスみたいな印象を受けるのでしょうね。最近は米軍基地のことなどがかなり取り沙汰されているの、皆がみんなそういう印象ではないかとは思いますけど。

沖縄に移住してきてよかったかどうかで言えば、私は迷わず “良かった” と答えます。別に毎日がトロピカルだからではありません。経験として日々生活しているだけで内地にはないいろんな刺激を受けるし、内地から遠く離れた場所で生活して生きている現実に、ちょっとしたファンタジーを感じたりしますし。

今でも住んでいる地元(うるま市石川)から離れてドライブに行くと、ちょっとした旅行気分を味わえるくらいの新鮮さは残っています。なんというか、沖縄に住んでいるけど、これが現実ではないような感覚というか。

沖縄は内地と文化が違うので、日本だけど外国にいるような、そんな感覚なのかもしれないです。内地にいたころによく台風被害などをテレビなどで報じられていたけれど、今自分はその土地にいるという、現実だけど非現実的な。そんな毎日です。

まぁでも今の時代、内地と沖縄なんて簡単に行き来できますけどね。

家の契約は苦労した

ハルオサンとは少し違うかもしれませんが、私自身も今の家を契約する際は結構苦労しました。

私の場合は、内見 → 即日申込書提出 → 保証会社の仮審査 → 審査落ち →申込書再提出 → 審査落ち →申込書再々提出 → やっと審査通過 → 契約書提出 → 本契約、という流れだったのですが、最初の申込書提出から郵送で契約書を提出するまで約 1 ヵ月半かかり、内見してから実際に移住するまでは丁度 2 ヵ月掛かりました。

理由は保証会社の審査がなかなか通らなかったためと、審査を通過してから契約書が送られてくるまで 2 週間くらいかかったためです。ようやく保証会社の審査を通過して移住に向けて荷造りとかを始めていたのになかなか契約書が送られてこなかったので、何度不動産屋の担当者(上江洲君)に怒鳴りの電話をしたことか。

ちなみに内見と最初の申込書提出は沖縄現地で行い、それから本契約の直前までは内地からの遠隔操作で行いました。そして本契約は移住当日の朝に那覇空港から不動産屋に直行し、本契約 → 家の引き渡しとなりました。

私の住む家の大家さんはハルオサンが不動産屋から言われたような “内地の人を歓迎しない人” では(多分)なかったので、そういった部分では苦労はしなかったのですが、保証人の部分では不動産屋から “沖縄在住の方が妥当” と最初に言われていたので、恐らくその部分で最初は保証会社の審査がなかなか通らずに苦労しました。

“恐らく” というのは、保証会社の審査はブラックボックスで不動産屋ですら審査が通らない理由を保証会社から教えてもらえないためです。あくまでも、“保証人は沖縄在住の方が妥当という傾向”、という曖昧なニュアンス。本来は確定事項ではありません。

つまりは沖縄の家を借りるにあたって必ずしも沖縄在住の保証人が必要ということではありません。現に私の場合は、結果的に父親が保証人で審査を通過しましたし。

ただ内地からの移住の場合は苦労するのは事実。

内地の人間はトラブルを起こす?いやいやいや

沖縄は元々琉球王国として統治されていたという歴史もあるので、その世代やその世代の話を受け継いでいる島人は内地を敵視していることもありますしありました。それでもそんな人々は恐らくは全体のごく一部だと思います。(2 年半住んでの感覚で)

沖縄は琉球王国から日本の一部となったり、太平洋戦争後に米国に統治されたりと目まぐるしく歴史が移り変わった土地です。実際に当時は内地からの移住者に迫害を受けたり、米国統治時に屈辱を受けたりしてきたそう。

ただね、今現在はそんなことないと思いますよ。もし一部の島人がまだそう感じているならば、それは単なる劣等感や被害妄想だと思います。先祖代々いつまで逆恨みし続けるのか。

沖縄に 2 年半住んでて思うのは、やはり沖縄は恵まれた土地ということ。気候もそうですし、土地柄観光客も多いし、米軍基地はあるけど自治体は莫大な補償金をもらっているし、基地内に土地を持っている地主さんはそれだけで十分すぎるくらいの不労収入があって基地がある限りは一生遊んで暮らしていけるし。

よく “沖縄の長男は地雷” みたいなことを現地では言われます。その理由は、不労収入で働かない親に甘やかされて育ってきたために自身も働かないし、浮気はするし、そのくせプライドだけは高いから。もちろん全員が全員そうではないと思います。

しかし意外とこういったことは移住者からではなく現地の女性から愚痴として聞いたりします。長い間そういう文化が流れているので、なかなかその悪い文化は変わらないみたいですね、沖縄って。

で、“内地の人間はトラブルを起こす” ですが、これは単なる勘違いだと思いますよ。

沖縄って人と人とが近いから、全然知らない他人でもどっかでつながっていることが結構あるそうです。友達の友達が同じ知り合いでつながっていた、みたいな。

だから、例えば違法駐車をしている車とか、ゴミをポイ捨てしてる人とか、店内で騒いで走り回っている子供とか、誰も注意しません。学生がタバコを吸いながら歩いていても、誰も何も言いません。

注意してもどっかでつながる可能性もあるから、逆恨みされたり仕返しされる可能性もあっていちいち言わないそうです。そしてそういったことが文化としてずっと流れてきているから、極端に悪い言い方をすれば、無法地帯沖縄。

大らかといえば聞こえはいいけど、単に他人に無関心なだけかと思います。自分たちさえよければいい、みたいな。

そんなところに内地から移住してきたら、そりゃ言いますよね。ダメだろ!って。

働かないでも不労収入で遊んで暮らしている大人もいたり、働かずにも毎日のんびり釣りして暮らしている人もいたりしますから、そりゃ言うでしょ。一家の主ならもっとしっかりしろ!そしてしっかり躾しろ!!って。

島人は古くからの文化のせいで、他人に怒られたり叱られたり、指摘されることに慣れていません。だから少しでも指摘されると、それだけで相手との関係を断つ傾向にあります。実際私も何人もそういうことを経験しましたよ、この 2 年半で。

島人はこういった流れを “内地の人間はトラブルを起こす” と勘違いしているだけ。私の率直な意見としては、島人って単に臆病。そしてこういった意見は、結構移住者仲間の中で共通していたりします。

そもそも島人と内地の人では価値観から感性、味覚まで全く異なるわけですが、島人はこれを受け入れる心の余裕がないだけかと、私は思います。根深い歴史があるから、“なぜ受け入れないといけないの?” という考えもあるのかもしれないですね。

もちろん臆病じゃなくかなりしっかりした考えの島人もいます。でもそういう方はだいたい、一時期内地に行っていた経験があったり海外に出た経験がある方ばかりです。外を見てきたから、沖縄の悪い部分が見えるようになるみたいですね。

内地に出たはいいけど流れに付いて行けずに出戻る人もいれば、パラダイスを求めて沖縄に移住してきたはいいけど現実に落胆して内地に戻る人。だいたいどちらも年に 2 万人程度いるそうですよ。つまりほぼトントン。

それもこれも沖縄

と、ここまでいろいろと沖縄の悪い部分ばかりを書いてきてしまったかと思いますが、私自身は、“それもこれも、良くも悪くも沖縄だ” と思って受け入れてはいます。まぁ、島人からしたらこんなズバズバ言う私のことは受け入れられないとは思いますが、それも沖縄です。

私は、今後も受け入れつつも染まらないで沖縄生活を送ろうと思っています。

ただ “理想と現実” で、トロピカルな沖縄生活を夢見てわざわざ移住してみても、結構現実は辛くて厳しいものがあったりすることは知ってほしい。ハルオサンも家の契約などいろいろと大変だと思うけど、ここはなんとか踏ん張ってほしいところです。

せっかく同じ沖縄にいるんだし、いつか会えないかな、ハルオサン。

P.S.

ちなみにハルオサン、地域にもよるけど沖縄で 5 万も出したら結構それなりにキレイなところに住むことはできますよ。変な物件を紹介するような不動産屋なんて当てにしちゃダメです。

この記事をシェア

執筆者情報:石井 順(管理人)

今では月間最高 190 万 PV を誇る、運営歴 10 年以上の当サイト「Jetstream BLOG」管理人です。海外ガジェットの個人輸入や EC サイト運営、Google 公式認定プログラム「Google ヘルプヒーロー」での活動を経て、国内外ガジェット情報や Google 系アプリ / サービスの新機能情報など、当サイトを通して幅広く発信しています。

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。