こんにちは、Jetstream BLOG 管理人兼ライターの石井順です。
最近毎日激暑な沖縄です。日差しが本当に凄い。
そんな中でランニングしている地元の中学生か高校生を見て、そりゃこんな炎天下で運動してたら鍛えられるわな、と思う今日この頃です。警察学校も比較的近いので、たまにそこの生徒と思われる方々も走っています。
そんな中で私は、海を眺めつつ、ゴミ拾いをしています。だいぶ焼けました。
地元のオジーに話しかけられら
ここ数日は自分で書いたコラム記事に反省しつつ、懺悔のつもりで多めにゴミ拾いをしていたのですが、よく見かける地元のオジー(上半身裸率高め)に、「おーい、あんた地元の人?」と話しかけられました。
私は素直に 7 月からすぐ近くに引っ越してきたばかりのこと、それまではうるま市石川に住んでいたこと、更にその前は東京と横浜にいたことを話しました。そして海が近いから散歩がてらゴミ拾いをしていることも。
オジーから見たら、普段見かけないあんちゃんが一人でゴミ拾いしている姿が奇妙に映ったんだと思います。でも「ご苦労様です」と言っていただけました。
私は心の中で、“特に沖縄の高齢者の男性は民度が低い、という酷い内容のコラム記事を書いたばかりなのに…” となんだか申し訳ない気持ちになってしまいましたね。そんな申し訳ない気持ちを抱きつつも、オジーは私にいろいろと基調な話をしてくれました。
自分たちはちゃんとゴミを持ち帰っていること、比較的子供たちがゴミを捨てていくこと、夜に親子が花火をしてゴミを放置していくこと、アメリカさん(米軍)もゴミを放置していくこと、などなど。オジーは、子供たちがゴミを捨てていくのは親の躾がなっていないから、とも言っていましたね。
全然関係ないですが、米軍のことを “アメリカさん” というそのオジーに、私はなんだか和んでしまいました。
それと、私とオジーが住んでいる地域の海はほとんどが埋め立て地で、昔に国が地域の開発のために山と海を無理やり切り開いたため、山は木が伐採され、海はサンゴがかなり死んでしまったそうです。今ではだいぶサンゴも増えてきて冒頭画像の通りキレイな海になっていますが、これもここ 20 年くらいの話だそう。
この世代の方々にとっては、国に対してはやはりいろいろと苦労させたれた苦い思いがあるのかな、と感じました。
今日は 10 分くらいいろいろと話を伺うことができたのですが、このオジーとはまた会うと思うので、これからいろいろと教えてもらおうと思います。ちゃんとリスペクトの気持ちを持って。
受け取る人の思い
私はつい先日、単なる自分の主観で書き綴ったコラム記事を公開してしまったわけですが、地元の読者様からコメントいただいたり、そして今回のようにオジーの話を聞いたりして、立場によって思いは様々なんだなと痛感させられました。
私の思いももちろんそれはそれなのですが、その思いがさも正しく、それが全てのように記事を書いて公開するのはやり過ぎだったなと。個人的にはそこまでしたつもりはないのですが、やはり受け取る方の気持ちがあってこそ、ですからね。
オジーから、地元の家族はヒドイ、米軍もヒドイ、国が沖縄を汚した、ということを聞いて、そいう現実もある(あった)んだなということも知ることができました。だからといってそれを鵜呑みにして行動を起こすというよりも、私はただ、日々ゴミを拾っていくだけです。
そして今回のオジーのように地元の方と触れ合ったり、アメリカさんとも触れ合ったりしつつ、ほんの少しでもキレイな地域を継続できれば良いな、と思いました。そもそもゴミ拾いは誰かのためにやっているわけではないんです。気分転換と、自分の心の掃除をするため。
それにしても、このいろいろとあったタイムリーなタイミングでオジーと話ができたのは、本当にありがたいことだなと感じました。出会いとこの気持ちは大事にしていこうと思います。