2017 年 10 月 4 日(日本では 5 日)に発表される Google 製新型スマートフォン「Pixel 2」「Pixel 2 XL」について、興味深い噂が海外で報じられています。今回の情報を報じたのは、Android Authority です。
Android Authority は独占情報として「Pixel 2」「Pixel 2 XL」の主要スペックを報じているのですが、その中で注目すべきは、「Pixel 2」「Pixel 2 XL」が組み込み型の eSIM を採用する可能性があるという点。eSIM は SIM を差し替えることなく遠隔操作で回線を提供するキャリアを切り替えることができる点が特徴で、SIM スロットも搭載しません。
※SIM スロット形式で回線キャリアを切り替えることができる eSIM も一部で提供されています
今回の情報は確実な情報ではありませんが、80 ~ 85% 程度の信憑性があると言われています。もし「Pixel 2」「Pixel 2 XL」が組み込み型の eSIM を採用した場合、海外から輸入して国内で利用する際に暗雲が立ち込めますね。もしかしたら、モバイルネットワークでの運用ができないかもしれません。
ただし今回ことは国内への「Pixel 2」「Pixel 2 XL」投入が発表される可能性もあるので、もしそうなった場合は当然国内国内キャリアがスマートフォンに対する eSIM サービスの提供を拡大すると予想されます。現状、組み込み型の eSIM サービスは「Apple Watch Series 3」を対象に NTT ドコモ、KDDI、ソフトバンクが各オプションサービスを提供しています。
※NTT ドコモは「dtab Compact d-01J」に対して SIM スロットタイプの eSIM サービスを提供しています
つまり既に土台はできているので国内でのスマートフォンに対する eSIM サービス開始は準備万端ですが、問題は「Pixel 2」「Pixel 2 XL」が組み込み型の eSIM 機となった場合、SIM フリーとなるのかどうかという点です。キャリアが発売する「Pixel 2」「Pixel 2 XL」なんて買いたくないので、流石にそこは避けて欲しいところ。
むしろ SIM スロット採用となって欲しいですね。特に北米モデルを輸入して運用したい私としては、SIM スロット搭載を切望します。
Source:Android Authority