HTC は 2017 年 11 月 2 日、台湾で行われた新製品発表イベントにおいて、2017 年フラッグシップスマートフォン「HTC U11」の上位モデルとなる「HTC U11+」を正式発表しました。
「HTC U11+」
「HTC U11+」はその名の通り、「HTC U11」から様々な点が改良された上位モデルです。
まず大きく変わったのはディスプレイで、「HTC U11」の 5.5 インチから、アスペクト比 18:9 の 6.0 インチ(2,880 × 1,440)QHD+ に変更されています。しかしサイズは「HTC U11」からさほど変わっておらず、ほぼそのままのサイズでディスプレイのみ大型化されました。
フロント面はディスプレイの専有面積を確保するために、これまで前面下部に配置されていた指紋センサーが背面に移動している点も「HTC U11+」の特徴です。更に背面はスケルトン仕様のウルトラ 3D Forming アクアデザイン “Liquid Surface” を採用し、一部のカラーにおいて基盤が透けて見える仕様です。
カメラの仕様は、リアカメラにおいては「HTC U11」から変更されず、F/1.7 レンズを際ようした 1,200 万画素で、画素サイズ 1.4μm の第 3 世代 UltraPixel や UltraSpeed オートフォーカスなどを搭載。フロントカメラは、「HTC U11」の 1,600 万画素から 800 万画素に変更されています。
主要スペックも、「HTC U11」からさほど変わっていません。Snapdragon 835 プロセッサ、4 / 6 GB RAM、64 / 128 GB 内部ストレージを搭載します。
また IP68 規格の防水防塵や “握る” アクションで様々な操作を行うことができる「Edge Sense」も、もちろんサポート。更に、よりカスタマイズ性が重視された「Edge Sense」用ランチャーアプリ「Edge ランチャー」も新搭載されます。
ボイスコントロール機能では「Google アシスタント」だけでなく、Amazon「Alexa」や、中国モデルでは「Baidu DuerOS」もサポート。バッテリーは「HTC U11」の 3,000mAh から 3,930mAh と 1.3 倍程度増大し、OS も初期で Android 8.0 Oreo を搭載するなどの進化も遂げています。
「HTC U11+」のカラーバリエーションは、“Ceramic Black” “Amazing Silver”、そして半透明仕様の “Translucent Black” の計 3 色展開です。
「HTC U11+」はまず欧州などで発売される予定で、価格は €799 と発表されています。恐らく台湾や香港でも、6GB RAM 搭載モデルが投入されるでしょう。日本への投入にも期待です。
主要スペック
- OS
- Android 8.0 Oreo with HTC Sense(Edge Sense)
- サイズ
- 158.5 × 74.9 × 8.5 mm
- 重量
- 188g
- ディスプレイ
- 6.0 インチ(2,880 × 1,440)QHD+、Super LCD 6、GorillaGlass 5
- プロセッサ
- Snapdragon 835 Octa-core 2.4GHz
- RAM
- 4 / 6 GB、UFS2.1
- 内部ストレージ
- 64 / 128 GB、micro SD スロット搭載
- リアカメラ
- 1,200 万画素、F/1.7、1.4μm(第 3 世代 UltraPixel)、UltraSpeed AF、OIE / EIS
- フロントカメラ
- 800 万画素、F/2.0
- Wi-Fi
- 802.11 a / b / g / n / ac、DLNA、AirPlay、Miracast
- Bluetooth
- 5.0
- バッテリー
- 3,930mAh、Quick Charge 3.0、ワイヤレスチャージング
- その他
- USB Type-C(3.1)、HTC BoomSound Hi-Fi edition、HTC USonic with Active Noise Cancellation、指紋センサー、NFC
- カラー
- Translucent Black、Ceramic Black、Amazing Silver
Source:HTC