2017 年 9 月 25 日より Android 7.0 搭載 &「Google アシスタント」も利用できる折りたたみ式 Android スマートフォンとして発売された、ピーアップの自社ブランドスマートフォン「Mode1 RETRO」ですが、残念ながら OS ベースの「Google アシスタント」はサポートされない模様です。
この情報は「Mode1 RETRO」の発売元であるピーアップの商品開発部部長 梅澤 俊之 様より、当ブログ宛にいただいたコメントで明らかとなったほぼ公式な確定情報です。
「Mode1 RETRO」は発売当初「Google アシスタント」をサポートしていないことは当ブログでもご紹介させていただきました。同じく発売当初「Google アシスタント」未サポートだったものの、数日後にサポートが開始された ASUS の SIM フリースマートフォン「ZenFone Live」の例があったので、「Mode1 RETRO」でもそれを期待したのですが、残念ながらその思いは報われない模様です。
石井様
梅澤と申します。
連絡が遅くなりすみません。Google アシスタントは現在サポートされていません。
プレイストアより “Allo” をダウンロードしてください。AI 機能がお楽しみ頂けます。
「Mode1 RETRO」で「Google アシスタント」を利用したければ、「Google Allo」インストールしろ、とのこと。確かにこれで「Google アシスタント」が利用できるようにはなりますが、それで「Mode1 RETRO」が「Google アシスタント」をサポートするという言い回しは流石に無理があるかと。
当初のプレスリリースを確認
ただ実際に、ピーアップが本当に「Mode1 RETRO」が「Google アシスタント」をサポートするとプレスリリースで発信していたのか、改めて確認してみましょう。
株式会社ピーアップ(本社:東京都足立区 代表取締役CEO:中込正典)(以下「当社」といいます)は9月25日、 弊社端末ブランド「Mode1」シリーズの最新機種「Mode1 RETRO」を弊社運営のショップ「テルル」にて先行発売いたします。
■ありそうでなかった、”ハイブリッドフォン”
いわゆる”ガラケー”や”ガラホ(※1)”などのケータイにはない、スマホ同様のタッチディスプレイを搭載し、 パネルタッチとテンキー操作が同居する新感覚のインターフェイスを実現しました。
話題のAI機能「Googleアシスタント」や、テキストの音声入力機能をダイレクトに呼び出せる物理キーを搭載し 直感的な操作感で最新機能を気軽に使用できます。
■スマホとケータイ、相反する要素をデザインで体現
素材面に関しては「Mode1」ブランドのシンボルである無機質なカーボン調素材と、有機的な木目調の素材、 相反する二つの素材をかけ合わせることで、”ハイブリッド”というコンセプトを体現しています。
■スマホとケータイ、相反する要素をデザインで体現
素材面に関しては「Mode1」ブランドのシンボルである無機質なカーボン調素材と、有機的な木目調の素材、 相反する二つの素材をかけ合わせることで、”ハイブリッド”というコンセプトを体現しています。
■主な特徴
スマホと同様にタッチディスプレイを搭載。自由度の高い操作性
音声検索などを始め、各種アプリを直接起動できるキーパッドを搭載
Playストア™対応。豊富なアプリ群を使用可能。
Bluetooth4.1LE搭載。
Google MAPなどの主要アプリを標準搭載
“話題の AI 機能「Google アシスタント」や、テキストの音声入力機能をダイレクトに呼び出せる物理キーを搭載し 直感的な操作感で最新機能を気軽に使用できます。” という文、実際には「Google アシスタント」をサポートしているとは書いていません。ただミスリードを誘っているような一文にも思えますし、実際この部分をミスリードして、当ブログだけでなく大手メディアも「Mode1 RETRO」が「Google アシスタント」をサポートしているという旨を、当初発信していました。
また「Google Allo」をインストールしたとしても、「Google アシスタント」とのチャットスレッドをダイレクトに呼び出せるショートカットを「Mode1 RETRO」のカスタム可能な物理キーに割り当てることはできないため、“(Google アシスタント)をダイレクトに呼び出せる物理キーを搭載” という部分は、どちらにしろ誤りになるかと思います。
ということで「Mode1 RETRO」が「Google アシスタント」をサポートするというような謳い文句で発表されたにも関わらず実際にはサポートせず、またプレスリリースもミスリードを誘うような内容だったことは立証できたかと。ピーアップは恐らくはミスリードを誘ったわけではなく、単にこの旨を詳しく理解していなかっただけと予想はされますが、OS ベースの「Google アシスタント」を利用できる折りたたみスマートフォン、ということに期待して「Mode1 RETRO」を購入した私の気持ちが報われることは、今のところなさそうです。