Google は 2017 年 11 月 30 日、Android 用のデータセーバーアプリ「Datally」を Google Play ストアでグローバルリリースしました。
「Datally」は、フィリピンなどの一部地域で提供されていたアプリで、今回これがグローバルで提供開始されたことになります。ちなみにフィリピンでは「Datally」を利用することによって、データ通信を最大 30% 程度も節約できたとのこと。
「Datally」は日本の Google Play ストアからもインストールして利用することは可能ですが、アプリは日本語表示をサポートしていません。またインストールに対応しているのは、Android 5.0(Lollipop)以降の Android です。
「Datally」
「Datally」は、複数の機能が一つにまとめられた、Android のデータ通信抑制に特化したアプリです。
機能は大きく分けて、データ通信の監視とブロックをする「Manage Data」、Wi-Fi スポット検索機能の「Find Wi-Fi」の 2 つです。
「Manage Data」
「Manage Data」は、モバイルネットワークを利用したデータ通信時と Wi-Fi 通信時にそれぞれ自動でモードが切り替わる仕様ですが、どちらもデータ通信の監視機能とデータ通信のブロック機能を利用することが可能です。
データ通信の監視機能では日、週、月区切りでどのアプリがどの程度データ通信を使用しているかを監視し、更にアプリごとにデータ通信をブロックすることも可能です。
また事前にデータ通信をブロックするアプリを設定しつつ、大元のデータセーバー(Data Saver)スイッチを OFF にすることで、データセーバー機能自体をコントロールすることもできるようになっています。
このほか Wi-Fi 通信で「Manage Data」を利用する場合は VPN 接続が必須となる模様で、「Datally」アプリ側で VPN 機能を ON にする必要があります。そのため例えば、「タウン WFi」アプリなどのほかのアプリで VPN を ON にしている場合はバッティングしてしまうため、「Datally」の Wi-Fi 通信におけるデータセーバーは利用できません。どちらか一方のみにする必要があります。
「Find Wi-Fi」
「Find Wi-Fi」は、現在地から近いフリー Wi-Fi スポットを表示して、「Google マップ」で表示してくれたり、その Wi-Fi スポットの評価を送信できる機能です。
「Datally」内の “Find Wi-Fi” をタッチすることで瞬時にフリー Wi-Fi スポット一覧が表示され、“Get direction” をタッチすることで「Google マップ」上にスポットが表示されます。
「Find Wi-Fi」は便利な機能ですが、やはり国内のフリー Wi-Fi スポットに特化している「タウン WiFi」アプリの方が優秀かと思われます。今後の機能追加や国内ローカライズに期待ですね。
アプリリンク
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Source:Google