昨年末、「BlackBerry KEYone」にビルド番号「AAR970」のソフトウェアアップデートが配信開始されましたが、「スマート便利キー」が「KEYone」でも利用できるようになっていました。
「スマート便利キー」
「スマート便利キー」は、「BlackBerry Motion」で初搭載された機能で、「DTEK50」移行の BlackBerry 製 Android で初搭載された「便利キー」の拡張機能です。
「便利キー」はこれまで、基本的に 1 つのショートカットしか設定できなかったのですが、「スマート便利キー」では最大 3 つのショートカットを設定することができるようになりました。
ただし、ある意味「便利キー」の利点となっていたダイレクト起動は利用できなくなり、「便利キー」のボタンを押すことでフローティング方式でショートカットが画面端に表示され、いずれかをタッチすることでそのアプリや機能を起動する仕様に変更されています。
プロファイルごとの設定も可能
また「スマート便利キー」は、シーン(プロファイル)応じて表示するショートカットを変更することも可能です。
シーンは以下の 3 で、シーン別に最大 9 個のショートカットを設定することができます。以下のシーンに除外されるノーマルな場合を入れると、最大 12 個のショートカットの設定が可能というわけですね。
カープロファイル
カープロファイルは、カーオーディオなどの Bluetooth 機器と接続しているシーン。
ただし Bluetooth 対応機器と接続している場合なので、カーオーディオに限定されず、例えば Bluetooth ヘッドセットなども設定可能です。
ミーティングルームプロファイル
ミーティングルームプロファイルは、カレンダーアプリに設定したミーティングが実行されている期間。
ホームプロファイル
ホームプロファイルは、ホーム Wi-Fi に接続している場合。
こちらもカープロファイル同様ホーム Wi-Fi に限定されているわけではなく、テザリング接続時なども設定可能です。
これらのシーンは全て活用する必要もありませんが、カープロファイルやホームプロファイルを設定しておくと、より便利に活用できるようになるかと思います。とはいえ「スマート便利キー」に進化したことで、これまでのシンプルな「便利キー」から複雑な設定になったとも言えます。