2018 年 2 月末より米国で発売された Google のウェアラブルカメラ「Google Clips」を取り寄せていまして、本日到着しました。
今回は、そんな「Google Clips」の簡易レビューです。
「Google Clips」とは?
そもそも「Google Clips」はどんなカメラなのかというと、スマートフォンと接続して遠隔で 5 秒のモーションフォト “クリップ” を撮影することができる、アクションカムのような仕様のカメラです。
カメラは有効画素数不明ですが、1.55μm ピクセルサイズの広角 130 度の F/2.4 レンズを搭載しています。“クリップ” は、15FPS 固定で最大 3 時間の連続利用が可能。充電コネクタは、USB Type-C です。
撮影した “クリップ” は「Google Clips」に蓄積されていき、ペアリングしているスマートフォンから回覧しつつ、スワイプ操作でスマートフォン本体に保存したり削除することができます。そして「Google Clips」の最大の特徴は、電源を ON の状態にしていれば自動で “クリップ” を撮影してくれる点。電源は、カメラ部分をカチッと回転させることで ON / OFF ができる仕様です。
また「Google フォト」アカウントと連携し、「Google フォト」に登録されている “フェイス グルーピング” を読み込んで、登録されている人物やペットがいた場合にも自動で “クリップ” を撮影してくれます。本体にシャッターボタンが搭載されているので本体だけでも撮影は可能ではあるのですが、やはり自動で撮影してくれる点はほかのカメラにはない優れた機能となるわけです。
ちなみに「Google Clips」とペアリングできるスマートフォンは「Pixel」シリーズや一部の「Galaxy」シリーズなどと限られていて、また iOS には対応していません。一部の Android のみです。
外観
本体は 5 × 5 cm 程度の小型正方形で、クリップ付き専用ケースもパッケージに同梱されています。
「Google Clips」自体上下左右方向の自動回転をサポートし、例えば「Google Clips」を逆さにしていても撮影される “クリップ” は正位置となります。小型ながら結構優秀です。
実際の “クリップ”
で、撮影された “クリップ” の例がこちら。T シャツの胸元に付けていたのですが、まるでFPS ゲームのような視点となりました。また “クリップ” は、「Motion Stills」アプリのような手振れ補正も行われる仕様です。
ちなみに、“クリップ” は音声なしでです。(以下の “クリップ” は GIF に変換しています)
まとめ
まだ届いたばかりで使い始めて間もないのですが、結構面白いと思いました。電源を ON にしているだけで勝手にいろいろ撮影してくれて、それを簡単に削除したり保存してりできるわけですからね。
撮影した “クリップ” を SNS などでシェアする場合は一度 MP4 か GIF 形式でエクスポートしてからシェアする必要があるので若干面倒ではあるのですが、使い方によっては面白い動画アルバムを作成できるかと思います。「Google フォト」に保存することでもちろん自動で動画が作成されたりするので、そういう機能も活用可能。
また “クリップ” から静止画を抜き出すこともできるので、単なる動画のみではないという点も良いですね。ただ専用アプリが英語表示となることもあり、すべての機能を使いこなせているわけではないので、もう少しいろいろと触ってみて改めてレビューをお送りしたいと思います。
「Google Clips」、現在はまだ輸入のハードルが高めですが、結構オススメです。