BlackBerry と TCL は 2018 年 6 月 7 日、ニューヨークで行われた新製品発表イベントにて、QWERTY キーボード搭載の新型 Android スマートフォン「BlackBerry KEY2」を正式発表しました。
「BlackBerry KEY2」は $649 ~ の価格で、6 月中に米国やカナダなどで発売されます。日本への投入は正式発表されていませんが、7 月よりグローバルでの展開が予定されているので、日本に投入されるとすれば 7 月以降となるでしょう。
「BlackBerry KEY2」
「BlackBerry KEY2」はその名の通り、昨年発売された「BlackBerry KEYone」の後継機種です。
基本デザインは「KEYone」のままですが、主要スペックが向上していることはもちろん、リアデュアルカメラや新しいキーボードボタン「Speed Key」が搭載されるなど、大幅な進化を遂げています。
まずデザインは「KEYone」と同じく4.5 インチ(1,680 × 1,080)フル HD ディスプレイ + 物理 QWERTY キーボード搭載の縦長仕様で、背面はソフトタッチパネルを採用。スペースキーの指紋センサーも、もちろん搭載です。
サイズ的には「KEYone」よりも 1mm 程度薄くなり、そして12g 軽くなりました。
またキーボードも「KEYone」よりボタン自体大きく、高さも 20% 向上して、より打ちやすくなっています。このほかこれまでの流出情報で判明していましたが、電源、ボリューム、「便利キー」の 3 つの物理ボタンが右サイドに集約され、より片手操作もしやすくなっています。
主要スペックは、Snapdragon 660 プロセッサ + 6GB RAM、そして 64 / 128 GB 内部ストレージ、3,500mAh 搭載です。
リアデュアルカメラは 1,200 万画素 × 2 仕様で、ポートレート撮影はもちろん、スムーズなズーム機能「スーパーズーム」を搭載。そしてカメラアプリには、「Google レンズ」もプリインストールされています。フロントカメラは、 800 万画素です。
OS は初期で Android 8.1 搭載で、BlackBerry 初の Android Oreo 搭載となりました。また、Android 9.0 へのアップデートも約束されています。
カラーバリエーションはこれまで流出してきた “ブラック” のほか、“シルバー” も用意され、2 色で展開されます。
「Speed Key」
気になるのは、新しく搭載された物理ボタン「Speed Key」ですよね。
「Speed Key」は様々なアプリのショートカット機能を呼び出すためのトリガーキーで、「Speed Key」を押しながら QWERTY キーボード(52 個)のどれかのボタンを押すことで、それぞれに割り当てることができるアプリショートカットをダイレクトに起動することができます。例えばダイレクトにお気に入り連絡先に電話をかけたり、Twitter のつぶやき投稿画面を起動したり、特定の宛先へのメール作成画面を起動したりなどです。
つまり「便利キー」のような役割を、52 個のボタンそれぞれに割り当てることができるというわけです。実際に使ってみないとその便利さが分かりにくいかもしれませんが、アプリを起動するこれまでのキーボードショートカットよりも使い勝手は良いかもしれないですね。
もちろんキーボードショートカットも基本搭載されているので、使い分けることで操作が簡単になると予想されます。
主要スペック
- OS
- Android 8.1 Oreo
- サイズ
- 151.4 × 71.8 × 8.5 mm
- 重量
- 168g
- ディスプレイ
- 4.5 インチ(1,680× 1,080)フル HD、IPS
- プロセッサ
- Snapdragon 660 Octa-core 2.2GHz
- RAM
- 6GB
- 内部ストレージ
- 64 / 128 GB、micro SD スロット搭載
- リアカメラ
- 1,200 万画素(1.28um、F/1.8、79.3°)+ 1,200 万画素(1.0um、F/1.8、50°)
- フロントカメラ
- 800 万画素
- Wi-Fi
- 802.11 a / b / g / n / ac
- Bluetooth
- 5.0
- バッテリー
- 3,500mAh
- その他
- USB Type-C、デュアル SIM モデル有(4G + 3G DSDS 対応)、指紋センサー
- カラー
- ブラック、シルバー
モバイルネットワーク
「KEY2」は型番が「BBF100-1」「BBF100-2」「BBF100-6」の 3 モデルとなり、「BBF100-1」と「BBF100-2」はシングル SIM モデル、「BBF100-6」がデュアル SIM モデルとなります。
特に型番「BBF100-6」は、「Dual SIM, Dual Standby(DSDS)」と同時 LTE 待ち受けまでサポートされている点が特徴です。
型番「BBF100-1」
- 2G:GSM クアッドバンド
- 3G:WCDMA B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8
- 4G
- FDD-LTE B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 19 / 20 / 26 / 28 / 32
- TD-LTE B38 / 39 / 40 / 41
型番「BBF100-2」
- 2G:GSM クアッドバンド
- 3G:WCDMA B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8
- 4G
- FDD-LTE B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 20 / 28 / 29 / 30 / 66
- TD-LTE B38 / 39 / 40 / 41
型番「BBF100-6」(デュアル SIM モデル)
- 2G:GSM クアッドバンド
- 3G:WCDMA B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8
- 4G
- FDD-LTE B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 19 / 20 / 26 / 28 / 32
- TD-LTE B38 / 39 / 40 / 41
Source:BlackBerry
ついにこの時が来ましたね
背面がソフトタッチパネルってことはケースはバンパー一択?w