Qualcomm は 2018 年 9 月 11 日、Google のウェアラブル OS「Wear OS」用の新世代プロセッサ「Snapdragon Wear 3100」を、サンフランシスコで開催されたイベントにて正式発表しました。
「Snapdragon Wear 3100」
「Snapdragon Wear 3100」は「Wear OS」用プロセッサです。
主な進化点はバッテリー寿命の延長で、Snapdragon Wear 2100 よりも 4 ~ 12 時間ものバッテリー寿命延長を実現するとしています。
またバッテリー寿命の延長に合わせて、Wear OS で実現できる 3 つの新機能「強化されたアンビエントモード」「新スポーツエクスペリエンス」「トラディショナルウォッチモード」もサポートしています。
「強化されたアンビエントモード」
「強化されたアンビエントモード」では、スリープ状態でも時間情報などを表示するいわゆる「Always-On」状態において、最大 16 色のカラー表示とスムーズに動く秒針、明るさの調整までサポートします。
要はスリープ状態の表示がこれまでよりもリッチになるということですね。
「新スポーツエクスペリエンス」
「新スポーツエクスペリエンス」は長時間のマラソンや水泳、数キロの自転車走行、GPS を用いたトレイルランニングやハイキングのトラッキング機能と、その状態での心拍数測定を実現します。
これまで、例えば心拍数を定期的に測ったまま 42.195km のフルマラソンを「Wear OS」でトラッキングする場合にバッテリーが保たない場合があったのですが、「Snapdragon Wear 3100」ではフルマラソンの常時トラッキングまでサポートするのかもしれません。
「トラディショナルウォッチモード」
「トラディショナルウォッチモード」は従来の腕時計のような表示をしてくれる簡易モードです。もちろんバッテリー寿命も最大限伸ばすことが可能となります。
新機種
今回のイベントでは「Snapdragon Wear 3100」を搭載する新機種は発表されませんでしたが、Fossil グループ、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、モンブラン(Montblanc)の 3 つのブランドが「Snapdragon Wear 3100」を搭載する機種を現在開発中であることは発表されました。
既に量産体制に入っているということなので、恐らくホリデーシーズンに向けて投入されると予想されます。
Source:Qualcomm
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