Google は 2018 年 10 月 9 日の新製品発表イベントにおいて、フォトギャラリーサービス「Google フォト」に追加される 2 つの新機能を発表しました。
発表された新機能は、“ライブアルバム” と “ぼかし調整機能” です。
“ライブアルバム”
「Google フォト」は以前より、任意の写真や動画を選択したり、アシスタント機能によって自動選択された写真や動画をアルバムとしてまとめることができる機能が実装されています。
この既存のアルバム機能はあくまでも、事前に選択された写真や動画で作成できる機能です。
新たに発表された“ライブアルバム” は、人物やペットの顔を認識して自動でグルーピングしてくれる “フェイスグルーピング” 機能を応用し、任意の人物を選択するだけでその人物が写る写真や動画を自動追加していってくれるという自動アルバム生成機能。ユーザーがいちいちアルバムに写真や動画を追加することなく、事前に選択している人物が写る写真や動画が「Google フォト」に追加されると、それを自動でアルバムに追加していってくれます。
また生成される “ライブアルバム” は、他のユーザーに共有することも可能。例えば子供の成長記録として “ライブアルバム” を設定して自動生成されるようにしつつ、それを親族と共有して楽しむなど、様々に活用することができます。
同日発表された「Google Home Hub」では、この “ライブアルバム” をスライドショーとして自動で流してくれるデジタルフォトフレーム機能も実装されているので、「Google Home Hub」と “ライブアルバム” を組み合わせて楽しむことが可能です。
“ぼかし調整機能”
“ぼかし調整機能” は、背景をぼかすポートレート撮影をサポートしているスマートフォンで利用できる、撮影後のぼかし調整機能です。
“ぼかし調整機能” はポートレート撮影をサポートしているスマートフォンのメーカー独自の写真編集機能として実装されていることが多いのですが、それを「Google フォト」で行うことができるようになるということです。「Google フォト」の写真調整画面に “深度” を調整できるスライドバーが表示されるので、固定する被写体を設定しつつ “深度” スライドバーを動かすことで、背景のぼかし具合を調整することができます。
この “ぼかし調整機能” は、「Pixel 2」やポートレート撮影に対応している Motorola 製スマートフォンでまず利用でき、同日発表された新型「Pixel 3」でも利用できるようになります。また対応機種は、順次拡大していく予定です。
Source:Google