中国のスマートフォンメーカーの OnePlus は 2018 年 10 月 29 日、5 月に発表した 2018 年フラッグシップスマートフォン「OnePlus 6」の改良モデルとなる新フラッグシップスマートフォン「OnePlus 6T」を正式発表しました。
「OnePlus 6T」は、“Mirror Black” と “Midnight Black” の 2 色がラインアップされています。価格は $549 ~ で、11 月 1 日より海外で予約販売が開始されます。
「OnePlus 6T」
「OnePlus 6T」は、これまでの予告通り、ディスプレイ内蔵指紋センサーを新搭載するハイスペックスマートフォンです。
2017 年の「OnePlus 5 / 5T」では、ディスプレイ、リアカメラ、OS が主な進化点となりましたが、今年の「OnePlus 6」に対する「One Plus 6T」は、ディスプレイ、バッテリー、ソフトウェアが主な進化点となりました。
まずディスプレイは先に述べた通り指紋センサー内蔵で、画面下部タッチでの指紋認証ロック解除を行うことができるようになっています。その分、背面指紋センサーが排除されているので、よりフラットな仕様となりました。
前作で採用された M 時型ノッチから新たに水滴型ノッチに変更されたため、サイズも 6.41 インチと若干大きくなり、アスペクト比も 19.5:8 の 2,280 × 1,080 ピクセルサイズに向上しています。ディスプレイガラスに Gorilla Glass 6 が新採用され、より傷つきにくく割れにくくなりました。
次にバッテリー。「OnePlus 6」では 3,300mAh だったのが、3,700mAh と大幅アップし、約 20% バッテリー持続時間がアップしました。
そしてソフトウェア。OS は Android 9 Pie ベースの OxygenOS で、よく利用するアプリのデータを RAM に一時保存しておくことで 20% 高速起動させることができる「Boost Mode」を新搭載。
更に、暗所でのカメラ撮影時でも明るく、そしてノイズも少なく撮影できるカメラソフトウェア「Nightscape」も新搭載しています。カメラスペックは変わっていないのですが、暗所撮影やポートレート撮影など、ソフトウェア面の改良が加えられ、より明確な撮影を行うことができるようになりました。
ちなみに「OnePlus 6T」で採用された新たなソフトウェアは、「OnePlus 6」にも今後のソフトウェアアップデートで提供されます。
「OnePlus 6T」のバリエーションは、RAM が前作と同じく 6 / 8 GB ながら、内部ストレージは 128 / 256 GB の 2 モデルと、64GB モデルは廃止されています。ラインアップされるモデルは 6GB RAM + 128GB 内部ストレージ、8GB RAM + 128GB 内部ストレージ、8GB RAM + 256GB 内部ストレージの計 3 モデルです。
公式価格は順に、$549、$579、$629。
主要スペック
- OS
- OxygenOS(Android 9.0 Pie ベース)
- サイズ
- 157.5 × 74.8 × 8.2 mm
- 重量
- 185g
- ディスプレイ
- 6.41 インチ(2,280 × 1,080)フル HD+、Full Optic AMOLED、Gorilla Glass 6、アスペクト比 19.5:9
- プロセッサ
- Snapdragon 845 Octa-core 2.8GHz
- RAM
- 6 / 8 GB LPDDR4X
- 内部ストレージ
- 128 / 256 GB UFS2.1 2-LAN、micro SD スロット搭載
- リアカメラ
- 1,600 万画素(F/1.7、画素サイズ 1.22µm、Sony IMX519)+ 2,000 万画素(F/1.7、画素サイズ 1.0µm、Sony IMX376K)
- フロントカメラ
- 1,600 万画素、F/2.0、画素サイズ 1.0µm、Sony IMX371
- Wi-Fi
- 802.11 a / b / g / n / ac
- Bluetooth
- 5.0
- バッテリー
- 3,700mAh、Dash Charge
- その他
- USB Type-C(2.0)、デュアル SIM、指紋センサー、aptX / aptX HD、3.5mm イヤホンジャック
- カラー
- Mirror Black、Midnight Black、Silk White
- モバイルネットワーク
-
- 2G
- GSM クアッドバンド
- 3G
- WCDMA B1 / 2 / 4 / 5 / 8 / 9 / 19
- TD-SCDMA B34 / 39
- CDMA B0 / 1
- 4G
- FDD-LTE B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 66 / 71
- TD-LTE B34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 46
- CA 下り最大速度 1Gbps(Cat.16)、上り最大速度 150Mbps(Cat.13)
- 2G
モバイルネットワークの対応周波数は「OnePlus 6」とほぼ変わりませんが、少しだけ FDD-LTE 対応周波数が増えています。相変わらず FOMA プラスエリアと LTE Band 1 / 3 / 8 / 18 / 19 / 26 なども対応で、日本国内での利用も適した仕様です。
ただし日本国内キャリアのキャリーアグリゲーション(CA)が利用できるかどうかは不明。
Source:OnePlus