こんにちは、Jetstream BLOG 管理人兼ライターの石井順です。
最新の Snapdragon Wear 3100 プロセッサを搭載するお手頃な Wear OS ウォッチとして国内発売された、Fossil 製「Fossil Sport」。先日から当ブログでもいくつか関連記事を取り上げていますが、それぞれの記事がなかなかのアクセス数となっています。
やはり気になっている方が多いようですね。現時点では Fossil 公式オンラインストアでしか販売されていないこともあるので、実機を触ることができる機会が今のところ皆無だからということもあるのでしょう。
そんな「Fossil Sport」で、公式には特に取り上げられていない気になる新機能を見つけたので、今回ご紹介させていただきます。それは、画面設定内にある “Sunlight Boost” です。
“Sunlight Boost”
“Sunlight Boost” は、ほぼ読んで字のごとくな機能で、直射日光下で画面の明るさ最大限に自動調整される、視野性の最適化機能です。
「Fossil Sport」のディスプレイは AMOLED の有機 EL ディスプレイが搭載されているのですが、発色は良いものの、屋外における視野性が著しく低下する点が難点となっています。
「Fossil Sport」以前の “Fossil Q シリーズ” も AMOLED ディスプレイ搭載となっているのですが、特に直射日光下の表示が自動で最適化される機能は搭載されていませんでした。それが、「Fossil Sport」で新搭載となったわけです。
ちなみにディスプレイの明るさの自動調整する Wear OS の一般的な機能を OFF(明るさレベルを固定)にしていても、“Sunlight Boost” を ON にすることが可能です。直射日光下のみ、明るさを自動で最適化させることができるわけですね。
“Sunlight Boost” は「Fossil Sport」における新機能となるわけですが、やはり省電力効果や強化アンビエント機能がサポートされている Snapdragon Wear 3100 プロセッサ搭載だからこそ実現できた機能と予想されます。
Snapdragon Wear 3100 プロセッサを搭載する Wear OS ウォッチは、まだ世界的に見てみても「Montblan Summit 2」と「Fossil Sport」しかありません。つまり、情報がまだまだ少ない状態。
今後発売される Snapdragon Wear 3100 プロセッサにも “Sunlight Boost” 機能が実装されるかは不明ですが、少なくとも「Fossil Sport」では直写日光下での視野性が考慮されていることは間違いないということです。とはいえここまで紹介させていただいておいて、まだ「Fossil Sport」の直写日光下の視野性を検証できていないので、それはまた別の機会に是非お送りさせていただこうと思います。