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TicPods Free

ありがとうMobvoi!「TicPods Free」【レビュー】

こんにちは、Jetstream BLOG 管理人兼ライターの石井順です。

元 Google 社員が中国で立ち上げメーカー Mobvoi より、是非製品を当ブログで紹介してくれとのことで、左右分離型の Bluetooth イヤホン「TicPods Free」を提供いただきました。今回は、そのレビューをさせていただこうと思います。

「TicPods Free」、2018 年 4 月に海外で発表され、国内でもクラウドファンディングサイト Makuake を通して 5 月より販売されています。ただ出荷が開始されたのは 10 月頃なので、大分前に発表されたように感じますが意外と新商品です。

私個人的にも、購入を検討しては断念し、の繰り返しだったのですが、そんな中で Mobvoi 様直々にご連絡いただき、そして商品をいただくことができました。感謝感謝です。ありがとう Mobvoi!

「TicPods Free」

まずは、「TicPods Free」のご紹介から。

「TicPods Free」は見ての通り、Apple の「AirPods」に似た左右独立型の Bluetooth イヤホンです。

その特徴は、イヤホンの柄の部分に内蔵されたタッチセンサーによる複数のジェスチャー機能をサポートしている点、耳からイヤホンを外すと音楽が止まる機能「In-ear detection(インイヤー検出)」を搭載している点、そして動画視聴や通話においてモノラル音源だったとしても左右どちらのイヤホンからも音声が流る仕様となっている点などです。

イヤホンとしては、周囲の音をシャットアウトするノイズキャンセリングや音漏れを防ぐノイズアイソレーションなどもサポート。詳細なバッテリー容量は不明ですが、イヤホン単体では最大 4 時間の連続使用が可能で、専用のバッテリーケースは左右のイヤホンを 3.5 回充電できる容量を搭載しています。つまり、最大 18 時間の連続利用が可能です。

また、IPX5 規格の防水にも対応。カラーバリエーションは、“ホワイト” “ブルー” “レッド” の 3 色です。

国内では現在、Mobvoi 公式サイトから 15,899 円で購入することができます。Amazon などでも販売されているので、現在は結構入手しやすいですね。

ちなみに私がいただいたのは、“ブルー” です。

レビュー

ここからは、私が「TicPods Free」を実際に利用してみた感想です。

デザイン

私自身「AirPods」を持っていないので比較はできませんが、「TicPods Free」のデザインは良くも悪くも「AirPods」。

知人などからも、『それ AirPods?』と聞かれました。もちろんイヤーピースの有無やそもそものカラーなど、「AirPods」との違いはあるのですが、恐らく一般的には「AirPods」にしか見えないと思います。

使用感

「TicPods Free」の特徴は複数のタッチ操作や耳からイヤホンを外すと音楽が止まる「In-ear detection(インイヤー検出)」など、多機能な点です。防水やノイズキャンセリングなども合わせて、一般的な左右独立型の Bluetooth イヤホンと比べるとなかなかの機能を搭載しています。

イヤホン柄の部分で行うことができるタッチ操作は主に 3 種類で、上下にスライドしてボリューム調整ができる機能、ダブルタップで曲送り、そして長押しによる「Google アシスタント」などの音声アシスタント起動です。これらの操作は左右どちらのイヤホンでも行うことが可能。つまり、左右のイヤホン共にタッチセンサーが搭載されています。

で、個人的に素晴らしいと思った点は、例えば再生 / 一時停止などのワンタップ操作がサポートされていない点です。ワンタップ操作は一見当たり前のタッチ機能かもしれませんが、例えばイヤホンを外す際にタッチセンサー部分に接触してしまって誤操作してしまうなどの、諸刃の剣的な機能とも言えます。

「TicPods Free」はこのワンタップ機能がないため誤操作を起こしにくいんです、一時停止したいときは左右どちらかのイヤホンを外すだけで OK。再装着すると、自動で再生も開始されます。

“ワンタップ操作がない” これは文字的にはネガティブイメージかもしれませんが、実際に利用してみると誤操作防止につながるため、ポジティブなイメージに変わっていくことでしょう。

ちなみに長押しによる音声アシスタントの起動は、ペアリングしているスマートフォンの OS に依存します。つまり、「Pixel Buds」のような「Google アシスタント」プリインというわけではありませんのでご注意ください。

音質

「TicPods Free」でちょっと残念だったのが、音質です。複数のジェスチャー機能やノイズキャンセリング、ロングライフバッテリーなど、機能面での利点は多い「TicPods Free」ですが、音質はいたって平凡でした。

私は普段「Google Pixel Buds」を愛用しているのですが、それと比べると低音の迫力に欠ける印象。対応しているコーデックも、AAC と SBC のみです。

とはいえ同じく SBC をサポートしている「Pixel Buds」よりも迫力に欠けるということは、やはりスピーカーなどハードウェア的な何かでしょう。もしスマートフォンや音楽アプリがイコライザー機能をサポートしているのであれば、是非低音重視設定にすることをオススメします。

ただし音質が悪いというわけではなく、周囲の音を極力シャットアウトするノイズキャンセリングも結構効くので、マクドナルドなどのそれなりに騒音の多い場所でも、「TicPods Free」を装着すれば自分の世界に浸れるはずです。

実際にこのレビュー記事も、マクドナルドで「TicPods Free」を装着しながら書きました。すぐ横の席によくしゃべるうるさめのおばさん 3 名がいましたが、「TicPods Free」装着後は特に気にならなかったですよ。

ちなみに一部のカスタマーレビューでは音跡切れなどが指摘されていますが、「Pixel 3 XL」と接続して「Google Play Music」や「YouTube Music」を利用してみた限りでは、特にそのようなことはなく安定した接続となりました。音跡切れなどは単純に、Bluetooth の相性が問題なのでしょうね。

まとめ

タダでもらったからには否が応でも高評価レビューを書かないといけない、というのも実際あるのですが、なるべく偏った内容にならないよう率直な意見を書かせていただきました。

「TicPods Free」は単純に、デザイン〇、機能面◎、音質面△、そんな感じです。

デジタルノイズキャンセリングではなくハードウェア的なノイズキャンセリングですが、個人的には結構満足できましたし、ちょっと高い耳栓的な考えで購入しても良いのかも。

また、カラーバリエーションがあるという点も良いですね。「AirPods」はホワイトだけなので、ブルーやレッドなどのカラーを選択したいという方にもオススメです。

「TicPods Free」、購入は Mobvoi 公式か Amazon からどうぞ!

Mobvoi 公式

「TicPods Free」
https://www.mobvoi.com/jp/products/ticpodsfree

Amazon.co.jp

「TicPods Free」“ホワイト”
Mobvoi TicPods Free Bluetooth ワイヤレスイヤホン 完全ワイヤレス 高音質 ノイズキャンセリング 自動ペアリング 防水 タッチ式 マイク付き 充電ケース付 iPhone/Android対応 (ホワイト)
「TicPods Free」“ブルー”
Mobvoi TicPods Free Bluetooth ワイヤレスイヤホン 完全ワイヤレス 高音質 ノイズキャンセリング 自動ペアリング 防水 タッチ式 マイク付き 充電ケース付 iPhone/Android対応 (ブルー)
「TicPods Free」“レッド”
Mobvoi TicPods Free Bluetooth ワイヤレスイヤホン 完全ワイヤレス 高音質 ノイズキャンセリング 自動ペアリング 防水 タッチ式 マイク付き 充電ケース付 iPhone/Android対応 (レッド)

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執筆者情報:石井 順(管理人)

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