Google も出資する中国メーカー Mobvoi は 2019 年 1 月 9 日、ラスベガスで開催されている世界家電見本市 CES 2019 において、同社初の Wear OS ウォッチ「TicWatch E」「TicWatch S」の後継機種となる新型「TicWatch E2」「TicWatch S2」の 2 機種を正式発表しました。
「TicWatch E2」「TicWatch S2」は、発表後まもなくグローバル展開される模様です。Mobvoi 担当者によると日本への投入も予定されているそうですが、グローバル展開からは遅れるとのこと。
「TicWatch E2 / S2」
「TicWatch E2」と「TicWatch S2」は、初代「TicWatch E」「TicWatch S」の正当な後継機種です。
その特徴は共に 5 気圧防水に対応し、スイミングトラッカーやサーフトラッカーとして利用できる点、そしてそれに伴った専用のフィットネスプログラムがプリインストールされている点です。初代では GPS がウォッチケースハードウェア本体搭載の「TicWatch E」と、バンド部分に GPS アンテナが搭載されている「TicWatch S」、という違いがありましたが、新型「TicWatch E2」「TicWatch S2」では共にウォッチケースハードウェア内搭載となりました。
これにより、初代「TicWatch S」では GPS アンテナ内蔵のため交換不可だったバンドも、新型では共に交換可能に一新。バンド幅は、共に 22mm です。
デザインは各デザイン賞を受賞した初代から継承され、ポリカーボネート製のサークル形状ウォッチケースを採用。ただし初代では左サイドに配置されていた物理ボタンも、新型では右サイドに変更され、一般的なデザインとなっています。
気になるハードウェアスペックですが、1.39 インチ(400 × 400)AMOLED ディスプレイに、Snapdragon Wear 2100 プロセッサ搭載です。残念ながら、Snapdragon Wear 3100 ではありません。
バッテリー容量は初代から 30% 増量された 415mAh です。これにより、初代を上回るロングライフバッテリーも実現しています。
カラーバリエーションは「TicWatch E2」が “ブラック” のみ、「TicWatch S2」が “ブラック” と “ホワイト” の 2 色で、“ホワイト” は遅れて発売されます。各 3 色展開だった初代よりも、カラーバリエーションは減りました。
価格などは今のところ発表されていませんが、ハードウェアの仕様から恐らく初代同様に安価な Wear OS ウォッチとなることが予想されます。このほか「TicWatch S2」については 5 気圧防水だけでなく 米国国防省の軍事規格 MIL-STD-810G のような高耐久性能も持ち合わせていると予想されるのですが、今のところ詳細は不明。
主要スペック
- OS
- Wear OS
- サイズ
-
- Ticwatch E2:46.9 × 52.2 × 12.9 mm、バンド幅 22mm
- Ticwatch S2:46.6 × 51.8 × 12.9 mm、バンド幅 22mm
- 重量
-
- Ticwatch E2:-
- Ticwatch S2:-
- ディスプレイ
- 1.39 インチ(400 × 400)、AMOLED
- プロセッサ
- Snapdragon Wear 2100
- RAM
- –
- 内部ストレージ
- –
- Wi-Fi
- 802.11 b / g / n
- Bluetooth
- 4.1
- バッテリー
- 415mAh
- その他
- GPS、5 気圧防水
- カラー
-
- Ticwatch E2:ブラック
- Ticwatch S2:ブラック、ホワイト
Source:Mobvoi