2018 年 9 月末に海外で発表され大きな話題を呼んだ、ZEISS フルサイズセンサー搭載レンズ一体型 Android コンパクトデジタルカメラ「ZX1」ですが、当初 2019 年初頭の発売とアナウンスされていたので、そろそろ価格や予約情報などが出てきて良いはずです。
そんな中、「ZX1」の FCC 認証情報からかなり有力な情報を発見しました。「ZX1」をなんとしても輸入して入手しようと思っている方に、超有力な情報です。
それは、日本の技適マークを搭載するという点。「ZX1」は 2018 年 11 月 9 日付で FCC の認証を取得していたのですが、なんとその時点で技適マークを搭載していることを確認しました。
つまり「ZX1」が国内投入される可能性が非常に高いということで、わざわざ輸入することもない、ということですね。海外での発売と同時期であればの話かもしれませんが。
ただし見ての通り技適番号は表示されていないので、完全な技適マークではありません。ちなみに「ZX1」の FCC ID は、「2AMSPJ01K0L0」となる模様。
「ZX1」は、米国、カナダ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、ロシア、韓国、台湾、中国、シンガポール、インドの計 11 か国の認証を取得していることが、今回の FCC 認証情報より判明しています。結構幅広く販売されるのかもしれませんね。
気になるには発売時期ですが、昨年 11 月の FCC 認証取得から数か月経過していてもまだ予約すら開始されていないので、なかなか読めなさそうです。
「ZEISS ZX1」
「ZEISS ZX1」は、3,740 万画素の ZEISS Distagon レンズを採用するコンパクトデジタルカメラです。
ディスプレイは 4.34 インチ(1,280 × 720)HD 解像度 LCD で、512GB の内部ストレージ(SSD)を搭載。バッテリーは、3,190mAh。Bluetooth と Wi-Fi のほか、NFC もサポートしています。充電コネクタは、USB 3.1 サポートの USB Type-C コネクタです。
そして驚くべきは、OS に Android を採用している点。バージョンは不明ですが、公開されている公式動画から Android を採用していることがわかります。
NFC でファイルを送受信する機能「Android Beam」が利用できるようなので、Android 4.0 以降であることは間違いありません。実際は、もっと高いバージョンと予想されます。
また Adobe の画像編集アプリ「Photoshop Lightroom CC」をプリインストールし、撮った写真をその場で編集することも可能。もちろん、SNS に即シェアすることができます。
プロセッサや RAM は不明なので実際どの程度のスペックなのかはわかりませんが、RAW 画像もサポートしているのでそれなりに高い処理能力であることは間違いないでしょう。
「ZEISS ZX1」は久しぶりの Android 搭載コンパクトデジタルカメラということもありますし、なにより ZEISS 製ということもあるので、なかなか注目度は高いでしょうね。
Source:FCC