Google も出資している中国メーカー Mobvoi が、同社の Wear OS ウォッチに提供しているフィットネスアプリ「TicExercise」を 2019 年 6 月 26 日に v2.12.0-1392.345 にアップデートし、「TicWatch Pro」と「TicWatch C2」にも AI フィットネスアルゴリズム「TicMotion」を提供開始しました。
「TicMotion」
「TicMotion」は、国内でも販売されている Mobvoi 製 Wear OS ウォッチ「TicWatch S2」と「TicWatch E2」に初期搭載されている、AI フィットネスアルゴリズムです。
「TicMotion」の特徴は、ユーザーがフィットネス開始時にアプリを起動して “スタート” 操作を行うことなく、フィットネスアクティビティを開始したら AI がその行動開始を自動検知し、シームレスにフィットネスログの取得を開始する点。実際には、TicWatch シリーズ用のフィットネスアプリ「TicExercise」に内包されています。
例えば、ランニングを 1 ~ 2 分行った時点で「TicMotion」が自動認識し、ランニングログの取得を開始します。特に水泳を行う場合は、ストローク動作からスイミングフォームを区別するなど、かなり高性能なフィットネスログ機能となっている点も特徴。
またフィットネスログだけでなく、睡眠ログも自動で取得する点も特徴です。要は、「TicMotion」は、24 時間監視型の AI フィットネスアルゴリズムです。
「TicExercise」と「Mobvoi」アプリ
「TicExercise」で取得した取フィットネスログや睡眠ログは、スマートフォン用「Mobvoi」アプリでグラフ表示されます。更に「Mobvoi」アプリから「Google Fit」と連携することで、フィットネスログの「Google Fit」一括管理が可能となります。
まとめ
つまり今回、「TicWatch Pro」と「TicWatch C2」が「TicExercise」アプリのフィットネスアクティビティ自動認識機能「TicMotion」による自動ログ取得をサポートいたということになります。
内容的にはややこしいですが、実際には単に「TicWatch Pro」と「TicWatch C2」の利便性が向上した、ということです。