Google は 2019 年 7 月 24 日、クラウドライブラリサービス「Google フォト」の軽量版アプリ「Gallery Go(Gallery Go by Google Photos)」を、Android 向けに提供開始しました。
「Gallery Go」は無料ですが、Android 8.1 以降の機種をサポートしていて、それ未満の機種は未対応です。ちなみに日本の Google Play ストアでも公開されているので、日本でもインストール可能です。
「Gallery Go」は「Google フォト」のフェイスグルーピングや自動補正機能など主要機能を継承しつつ、アプリ容量わずか 10MB 程度で設計された軽量アプリです。特に、新興国などにおけるオフライン利用が想定されています。
「Google フォト」と大きく異なる点は、「Google フォト」がローカル + クラウドサービスとなっているのに対し、「Gallery Go」がローカルに保存されているメディアのみをサポートしている点です。つまり「Gallery Go」はクラウドサービスではないので、常に「Google フォト」を活用してローカル容量コントロールしているユーザーにとってはあまり意味をなさないアプリです。
「Gallery Go」の特徴は、まず軽量であることと、人物、自撮り、自然、動物、ドキュメント、動画、映画など、AI が写真ごとに自動でフォルダ分をけしてグループ化し整理してくれる点、「Google フォト」のような写真の自動補正編集機能が利用できる点、そしてローカルフォルダと SD カードをサポートしている点です。オフライン利用が想定されているのでバックグラウンドでの通信容量も少ない点も特徴ですが、そもそもクラウドサービスではないので、その辺はあまり気にする必要なないかと思います。
「Gallery Go」、逆に言えばクラウド保存されているメディアの管理は「Google フォト」で行いつつ、ローカルに保存されているメディアの管理は「Gallery Go」で行うといった使い分けを行うというのも手かと思います。
「Gallery」アプリリンク
Source:Google