- Android Auto カーステレオ「Sony XAV-AX8000」で「YouTube」を見る方法
- 「WebLink」を活用
- ただし走行中は不可
こんにちは、Jetstream BLOG 管理人兼ライターの 石井順 です。
前回お伝えした通り、新しい車とそこに装着したカーステレオ「Android Auto」対応 Sony 製カーステレオ「XAV-AX8000」を日々堪能しているわけですが、今回はそんな「XAV-AX8000」で「YouTube」動画を見る方法をご紹介したいと思います。
「Android Auto」は「YouTube」非サポート
「Android Auto」は基本的に「YouTube」などの動画再生機能をサポートしておらず、「YouTube Music」「Google Play Music」や「Spotify」といった楽曲再生や、「Audible」「Google ポッドキャスト」などの音声コンテンツ再生くらいしか再生することができません。
あとは「Google マップ」を活用したカーナビ表示と、「Google アシスタント」によるニュース、天気、スケジュール、リマインダー通知、そして車内通話機能くらいです。
そもそも「Android Auto」は、カーナビ & カーステレオ用 OS で、運転の妨げとなるような動画アプリなどは基本的に利用できなくなっています。安全運転を行うために、必要最低限の機能は省かれているというような仕様。まぁ当然ですよね。
なので「Android Auto」では「YouTube」動画再生を行うことができないんです。
「WebLink」を利用すれば一応「YouTube」再生可能
「Android Auto」では「YouTube」の動画再生を行うことができないのですが、2020 年 3 月に公開された「XAV-AX8000」の新しいファームウェアバージョン v1.10 では新たにスマートフォンの画面を「XAV-AX8000」にキャストすることができる「WebLink」のサポートが追加され、2 つの方法で「YouTube」動画を再生することができるようになりました。
そもそも「XAV-AX8000」に追加された「WebLink」とは、Abalta Technologies がカーナビやディスプレイ付きカーステレオ向けに提供している、スマートフォンキャストアプリです。専用アプリ「WebLink Host」をスマートフォンにインストールしつつ「WebLink」をサポートしているカーナビもしくはディスプレイ付きカーステレオに有線接続することで、スマートフォンの画面をキャスト表示することができます。
[appbox googleplay com.abaltatech.wlhostapp]
また「WebLink」は単なるスマートフォンの画面をキャストするだけのアプリではなく、「Android Auto」のようなちょっとした OS 機能が元となっています。キャスト機能はあくまでもその OS の機能の一部です。
で、ご覧の通り、「WebLink」は「YouTube」をサポートしているんですよね。なので「Android Auto」ではなく「WebLink」を利用することで、「YouTube」動画を見ることができるようになります。
ちなみに「Android Auto」と「WebLink」は、Android OS と Windows OS のデュアルブートようなもので、同居はしつつも同時利用を行うことはできません。利用できるのはどちらか一方のみです。
また「WebLink」のキャスト機能はスマートフォンが画面をカーナビもしくはディスプレイ付きカーステレオのディスプレイに表示する機能なので、スマートフォン側で「YouTube」アプリを起動して動画を再生すれば、「XAV-AX8000」のディスプレイで「YouTune」動画を再生することができます。これがもう 1 つの方法です。
が、しかし、、、
ということで「WebLink」を利用すれば「XAV-AX8000」で「YouTune」を再生することができるわけですが、動画を再生しつつ出発進行!と思ったところ、ご覧のような表示となりました。
やはり走行中の視聴は塞がれている模様。ただし音声は引き続き流れます。
ただしこの辺は単にパーキング信号などで走行中かパーキング中かを判定し、パーキング中のみ動画表示やキャスト表示を許可するようになっているだけかと思うので、、Amazon などで販売されている、走行中もテレビなどを表示させるための中継ハーネスを噛ませれば、走行中も「YouTube」動画を表示できるようになるはずです。
この辺、またチャレンジして別途お送りさせていただきますね。