- ベータ版 OS「Android 13 Beta」第四弾にして最終版「Android 13 Beta 4」提供開始
- 「Android ベータ プログラム」登録済み「Pixel 4」以降に「Over the Air(OTA)」で配信
- 今後数週間以内に正式版「Android 13」リリース
Google は 2022 年 7 月 13 日(水)、次世代 Android OS「Android 13」の開発者向けベータ版「Android 13 Beta」第四弾「Android 13 Beta 4」を提供開始しました。
第四弾「Android 13 Beta 4」は、正式版「Android 13」リリース前の最終アップデートです。「Android ベータ プログラム」に登録している「Pixel 4」以降の Google Pixel スマートフォンを対象に、「Over the Air(OTA)」でアップデートが提供されています。
ベータ版 OS「Android 13 Beta」は、2022 年 6 月に提供された第三弾「Android 13 Beta 3」にて、プラットフォーム安定版へと到達しています。今回提供開始された第四弾「Android 13 Beta 4」では、た第三弾「Android 13 Beta 3」からの修正と最適化が行われています。
正式版「Android 13」は、今後数週間以内にリリースされる予定です。2022 年 9 月辺りと予想されます。
「Android 13」
「Android 13」では様々な新機能の追加や最適化が行われていますが、その中でも比較的一般ユーザー向け新機能をピックアップしてご紹介いたします。
「写真ピッカー API」
「Android 13」では、ローカルとクラウドの双方に保存されている写真や動画の安全な共有に最適化されたプライバシーインターフェース「写真ピッカー API」が導入されます。
「写真ピッカー API」では、デバイス上のすべてのメディアファイルの表示許可を必要とせずに、共有された写真やビデオにアクセスできる写真や動画のピッキング特化機能です。アプリがデバイス上のメディアファイルを閲覧する際に権限付与(許可)を必要とせずに、あらゆる種類のファイルを共有できます。
「写真ピッカー API」は「Android 13」で提供されますが、今後「Go Edition」を除く Android 11 以降のデバイスへの提供も計画されています。
位置情報不要の Wi-Fi デバイスアクセス
「Android 13」では、位置情報不要で近くのデバイスに Wi-Fi 経由でアクセスできる機能が導入されます。
例えば近距離共有機能「ニアバイシェア(Nearby Sharing)」などで近くのデバイスと接続スル場合、現状ではデバイスの位置情報許可も必須となっていますが、「Android 13」では新たに、位置情報不要で Wi-Fi 経由のデバイスアクセスが可能となります。よりプライバシーに配慮した新設計です。
「Quick Settings Placement API」
「Android 13」では、新しいクイック設定タイルをオススメ表示してくれる「Quick Settings Placement API」が導入されます。
これまでクイック設定に新しいタイルを配置する際、クイック設定画面を表示して新しいタイルを探す必要がありました。しかし「Android 13」では、例えば新規でインストールしたアプリがクイック設定タイルを搭載している際にそのクイック設定タイルをポップアップでオススメ表示してくれるため、より簡単にクイック設定タイルを配置しやすくなります。
テーマ別アプリアイコン
「Android 13」では、次世代マテリアルデザイン「Material You」のダイナミックカラーを Google アプリだけでなく、すべてのアプリアイコンにも拡張されます。
これにより、壁紙や壁紙に合わせた既存の「Material You」ダイナミックカラーのほか、テーマ別にデザインが統一されたアプリアイコンも選択できるようになります。
アプリごとの言語設定
「Android 13」では、なんとアプリごとに表示言語を選択できる新しい API が導入されます。
これは、多言語ユーザーのニーズを満たす新機能です。
Source:Google