- 手持ちの「Google Pixel Watch」で「転倒検知機能」が使えるようになった
- 「転倒検知機能」はモーションセンサーとアルゴリズムによる転倒検出後、30 秒間動きが検出出来ない場合にアラームとバイブレーション起動 & 画面通知
- 1 分間アラームが成り続けた場合はアラーム音が大きくなり、さらに緊急通報(110 番)に自動で電話発信し支援を要請
Google が先日提供開始を発表した、Wear OS 3.5 搭載 Made by Google 製スマートウォッチ「Google Pixel Watch」のライフセービング機能「転倒検知機能」が、2023 年 3 月 2 日(木)前後に手持ちの「Google Pixel Watch」で使えるようになりました。
「Google Pixel Watch」にて「転倒検知機能」が利用可能になると、Wear OS 版「緊急情報サービス」アプリか Android 版「Google Pixel Watch」アプリにて[転倒検出]設定が表示されます。
「転倒検知機能」
「Google Pixel Watch」の「転倒検知機能」は、事故などによる「Google Pixel Watch」装着ユーザーの転倒をモーションセンサーと機械学習アルゴリズムが検知し、場合によっては緊急通報(110 番)に自動で電話発信し支援を要請してくれるライフセービング機能です。
まず転倒検出後 30 秒間動きが検出されなかった場合、アラームとバイブレーションを起動しつつ画面に[転んだので助けが必要][I’m OK]が表示され、安否確認が行われます。この際、[I’m OK]をタップするとアラームとバイブレーションが停止し、元の状態に戻ります。[転んだので助けが必要]をタップした場合は、緊急通報(110 番)への電話発信と支援要請が行われます。
アラームとバイブレーション起動からさらに約 1 分間動きが無かった場合は、アラーム音が大きくなりつつ、それでも応答がない場合は自動で緊急通報(110 番)への電話発信と支援要請が行われます。またこの際、もし意識があり話ができる状態であれば、緊急通報オペレーターと会話することも可能です。
注意しておきたいのは、支援要請時に位置情報の共有が行われる点で、事前に「Google Pixel Watch」側で[位置情報]権限を付与しておかないと位置情報の共有が行われない点です。また「転倒検知機能」による緊急通報(110 番)への電話発信は、LTE 版「Google Pixel Watch」の場合は母艦側 Android スマートフォンがなくても行われますが、Wi-Fi 版「Google Pixel Watch」の場合は母艦側 Android スマートフォンが近くにありつつ正常に動作する状態でないと行われません。
つまり Wi-Fi 版「Google Pixel Watch」の場合、激しく転倒したり事故に合った場合に母艦側 Android スマートフォンが故障してしまうと、緊急通報(110 番)への電話発信ができなくなります。注意してください。
ちなみに「Google Pixel Watch」の「転倒検知機能」は、何度ものテストとトレーニング、機械学習アルゴリズムを元に開発されたため、激しい運動と激しい転倒を識別でき、実際の転倒を正確に検出します。そのため、偶発的な起動や誤った緊急通報は最小限に抑えられているとのこと。
「転倒検知機能」セットアップ時は、[転倒検出機能の改善にご協力ください]というオプション設定も用意されます。[転倒検出機能の改善にご協力ください]オプションを ON にした場合は、今後の改善のために、転倒検出データを Google に提出することとなります。このほか、「転倒検知機能」自体を OFF にすることも、もちろん可能です。
アプリリンク
「緊急情報サービス」
「Google Pixel Watch」
Source:Google